第30話面接みたい

華弘夜の話を聞いたあと、朝ご飯を食べて、いつものようにトレーニングをして、とその日はいつものように過ごして眠り、1日を終えた


次の日、いつものように起きて朝ご飯を食べに向かうと、華弘夜とセレーが椅子に座り食事を始めていた


「おはよう」


「おはようございます」


「おはよう」


とあいさつをして適当なところに座り、ラップと保温魔法がかけられているご飯をラップを外して食べ始める


「仁志、朝ご飯を食べ終わったらわしらと一緒に地下にきてくれんか?」


それに口の中に入れたご飯を飲み込み答える


「いいけど、何やるんだ?」


「あやつらの処分を1人1人決めようと思ってな、一度戦ったことがあるお主がいた方がわかりやすそうじゃし、何より2人より3人の方が意見が多くて良い判断もできそうじゃからな」


「ああそっか、旅するんだもんね、放置するわけにも行かないか」


「まぁじゃからはやく食べて終わらせるぞ」


その後色々喋りながら朝ご飯を食べて地下に向かった


まず牢屋から全員だして、一番奥にあるほとんど壁と同化して分かりにくい、いや分かりにくくしている?ドアを開きまぶしいくらい真っ白できれいな部屋に入る


4人の顔が完全に死を受け入れようと頑張ってる人の顔だ、まあ、長生きできるようにでも祈っときな


「それじゃあ、全員そこの椅子に座れ」


そういって華弘夜が壁際にお互いが干渉できないくらいの感覚で配置されている椅子を指察して座らせる


「じゃあまずは、一番左に座ったお主からじゃ、付いてこい」


そういって俺たちから見て一番左の椅子に座った、緑のぼさぼさの髪の人相の悪い男をさして言い、椅子がある壁の反対、入口から見て左側の窓が一つもない部屋に入る


俺たちは部屋の奥側にある長テーブルと三つの椅子に座り、さっき読んだやつはその反対にあるドア側の椅子に座らせる


なんか、配置がめっちゃ面接っぽいな


「それでは今からめんせ・・・ゴホンッ、お主の処分を決めるためにいくつか質問をしていく、できるだけ正直に答えてくれ、そのほうが処分も軽くなるからのう」


「じゃあまずは俺から、あいつら3人とはどういう仲?」


「今回の依頼のために集まっただけの仲だ」


「それじゃあ次は私が、死ぬのと生きるの、どっちがいい?」


「生きたい」


「じゃあ次はわしが、あいつらを裏切ってでも生きたいか?」


「生きるためなら何でもする」


と質問してすぐ返して、また質問をその後も何度か繰り返した


「もうよいぞ、部屋から出てお主の隣のやつを呼べ」


「えっと俺の処分は」


そう怯えながら聞いてくる男に対して


「後から教える」


と華弘夜が冷たく返す

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