第24話敵がいない

城の前まで来たが襲撃も何もない、それどころか門番もいない、確実に罠だろうなぁ、いやだなぁ、でも進まなきゃだな


城をしっかり見るのは始めてだな、くらいが綺麗で、なんというか威圧感があるような、童話に出てくるようなお城とは違うような、まぁ暗いのも関係あるんだろうが、そんな感じがするお城だな


まあとりあえず中に入るか


中は意外と普通のザ・castle カッコ castleはネイティブ風 カッコ閉じ みたいな感じなんだなぁ、意外


こんなことやってるのバレたら確実に殺される、もっとちゃんとしなきゃ


話し合いの時に言っていたドアの前まで行き、慎重にゆっくり、セレーが右手にナイフを構えながら左手で開けると


・・・待って今何が起こった⁉︎


「何が起こったか教えてあげよっか、仁志」


「ああ、頼む、正直言って何が起こったのかさっぱり分からなかった」


そう返すと自慢と真剣さが伝わる顔と声でルナが説明を始めてくれた


「まず、セレーがドアが半分開いたくらいのところでドアの裏から弓を持った角刈りの男が出て来て、そいつの首にナイフを投げて、刺さったナイフをそいつの首から抜き

次は、さっきのやつと同じようにドアの裏からチョッパーナイフを舐めるアフロの男が出て来て、そいつの首に横からナイフを指して

最後に、さっきの奴らとは違いドアの裏側に最後まで隠れていた、おそらく今地面に転がっている、メイスを持ったマッシュルームのどっちか分からないやつの首をドアの途中から途中までと一緒にナイフと手でチョンパしたのよ」


えっやっば、化け物みたいに強いじゃん、すご、というかやっぱり初めて会った時のあの投げナイフは、やっぱり本気じゃなくてしっかり手加減してくれてたんだね、優しい


そんなことを考えていたらいつのまにかハッチを開けてみんなが地下通路に入っていた、急がないとまた怒られる


地下通路はどんな感じなのかなぁ、意外と綺麗、レンガとかで作られたしっかりした地下通路って感じだな


そんなことを考えていると華弘夜が


「それじゃあ、さっそく2つに分かれるぞ、ルナとセレーは右側を、わしら4人は左側を捜索する」


「「「「「「またね」」」」」」


そう言って2つに分かれた


しばらく歩いているが、全く敵に合わない、本当にここであってるのか?


「なぁ、華弘夜」


歩きながら話しかける


「なんじゃ?」


「敵いなさすぎじゃない?」


「まぁおそらく拠点にしている部屋の近くにいるんじゃろ」


「まぁ、そんなもん・・・か」


本当にあるんだねこういうことって、角を曲がったらばったり、大量の敵に会うことって、しかもこっち全員堂々と真ん中歩いてたから見つかってるし、大変なことになりそうだ

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