第22話いつもより夜空が綺麗な日

作戦について話し合い、その後は時間になったらみんなで集まり夜ご飯を食べて、その後適当な時間にお風呂に入り、寝る、いつも通りの・・・寝れない!いやでも明日はしっかり準備しないとだし、無理にでも寝よう、そうだ、羊でも数えるか


羊が1匹、羊が2匹、羊が3匹・・・羊が14397匹、羊が14398匹、羊が14399匹、羊が14400匹


うん?外から小鳥がなく声、なんでそんなものが?・・・ああ、そう言うことか、俺の頭が疲れているのもこれが理由か、つまり俺は朝まで羊を数えていたということだ


え、やっば何やってんだろ俺、まぁとりあえず朝ご飯でも食べよ


その後、起きるタイミングがたまたま合った華弘夜と孤月と一緒に朝ご飯を食べて、荷物について話したりした


荷物とは言っても今のところ武器使ってるわけでもないし、遠征するわけでもないし、特に話すこととかはないと思っていたが、まさかの情報が出てきた、いいかよく聞けお前ら、なんとおやつの値段が・・・600円までだった!待てお前ら、嬉しいのは分かる、ただし報告はこれだけじゃない、なんと、バナナはおやつに入らない!


それを華弘夜から聞いた後もちろん孤月とハイタッチして抱きしめ合い、互いに荷物を整えに部屋に戻った


その後おやつ選びに数時間かけたり、おいそこのお前、今「なんでそんなに時間かかるんだよ」って思っただろ、はぁ、何っにも分かってない、いいか、おやつの組み合わせっていうのは死ぬほど大事なんだぞ、分かったら謝る


おやつを選んだ後はお昼ご飯を食べて、部屋に戻り敵がどう兵士を配置してくるかや、秘宝がどんなものなのかを考えていたら


いつのまにか寝ていた


「ふぁ〜〜」


とあくびをして外を確認する


もう夕方か、かなり寝ちゃったな、夜ご飯まで適当なことやって過ごすか


夜ご飯の時間になり、いつも通りみんなで食べて、適当なタイミングでお風呂に入り、ちくしょう、また寝れないな


まぁいいか、どうせ明日は朝5時までにレイア国に着かなきゃいけないし、このまま起きておくか



・・・・・・少し、外の空気でも吸ってくるか


そう思い、掃き出し窓を開け、ベランダに出るとそこには、夜風に金色の長い髪を靡かせながら、空を見ているような、他の何かを見ているような、そんな少女がそこにはいた


その少女に声をかけながら近づく


「レアも眠れないの?」


「はい、緊張しちゃって、仁志さんもですか?」


そういつものように返事が返ってきた、それに安心したのかなんなのか


「うん、さっきまでは緊張しちゃってたね」


今言葉にした通り緊張がほぐれていた、友達と、仲間と言えるような人と話したからだろうか、不思議なものだ


その後少々沈黙が続いていると


「仁志さんは、夜空は好きですか?」


夜空が好きかどうか、かぁ、考えたこともなかったな、多分俺の答えはこれなんだろうな


「この世界の、今俺がいる場所で見れる夜空は大好きだよ、昔いた世界の俺の住んでた場所じゃ、ここまで綺麗な夜空、見ることがなかったから、そこでは好きになれなかったけど、ここのは大好き」


と思ったことをそのまま、思うように、まぁいつのまにか笑顔になってたのを除いて、伝えられた


「そっか、実は私も夜空は好きなんだ、なんだか嬉しい」


その後も同じような、たわいもない会話を、予定の時間である4時まで、ゆっくり、ゆっくり話していた

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