第16話初の戦い

それぞれの過去をざっくり話した後、泣いて疲れてしまったのか、孤月が眠りについてしまったため、この日はそれぞれの部屋に戻り、対策は次の日話すことになった


目をつむり眠りに落ちて、目を開けて目覚め、そしたらとても幸せな日常となるはずの日だったんだが


ノックが聞こえたのに誰も出る様子がないから俺が出たら、はぁ、急に遠距離からスナイパーライフルの弾のような物でヘッショされそうになるとは、俺が重力操作で弾止めれてなかったら死んでたぞ、まったくもう


そして次は森の中に潜む魔法使い、やっかいだな、あれを使うか


さっき銃弾を防ぐのに使った印の内容を変更、自分がいる側を引力、自分がいない側を遠心力、まぁ簡単に言えば途中まで引力で押して、途中から遠心力で押す、それを物ではなく自分にすることによる、超スピード


発射‼︎+回収


両サイドから男2人が殴り掛かってくるか、まぁそりゃ、洋館から魔法使いまでの間に近接置いてるよな、ただ、遅すぎる、そんなんで俺に当たるわけねぇだろ、バーカ


スピードを一切落とさず、魔法使いの首を出来るだけ強く、潰さないように掴んで、スナイパーが打ってきた方に向ける


「こういう時はあんまり効果なくても、発動が間に合いそうな攻撃魔法を使った方がいいらしいぜ、お嬢さん」


「「おりゃーー!」」


バカなのかあいつらは、奇襲するなら黙ってやれよ、まぁ、それより前に森に入ってくる音で気づいてたけど


印を地面に設置、引力MAX


おっ、意外と早く気絶した


それじゃあここからどうするか、今分かっている敵の数は4人、そのうち3人は戦闘不能、他にもいる可能性はあるが、少なくとも洋館には入ってないな、前華弘夜が言っていた結界が壊れてなかった


一度誰か呼ぶか?いや伏兵を考えれば危険すぎる


それに今相手のスナイパーが射撃していないのは森に隠れて視界が狭いうえ、味方を盾にされている、しかもそれを自分の初撃を謎の能力で防いだ相手、かなり警戒しているはず、とはいえ相手からしたら硬直という展開もなし、増援が来たら負ける可能性が高くなるだろうからな、そうなるとおそらくこちらに向かってきている可能性が高い、それならおそらく勝てる


そんなことを考えていたら、スナイパーが到着したか、予想よりも早く、そして予想通りの行動だ


俺の近くまできたところで高く飛び、長い髪を靡かせながら、指を銃の形にして構えて、狙撃、なんてできるわけないよね、味方を盾にされてるんだからね


一旦着地まで待って


「そこから動くな、不審な言動も禁止だ、俺が今から聞くことに対しても全て正直に答えろ、破ったら、分かっているよな?」


しっかりその場で止まって、やっぱり仲間思いのいい子だ


「お前たち4人意外に襲撃にきたやつはいるか?」


「いません」


まぁその発言を一旦信じて、気絶してもらうか


さっきと同じ方法で加速して、腹パン


意外と簡単に気絶させられた、正直殴って怯ませてから、首絞めて気絶させるつもりだったけど、いっか


まずは、魔法使いを右手に持って、スナイパーを左肩にかけて、近接2人は、本当は蹴って運んでもいいけど、仕方ない、左手で掴んで運んで、洋館に入るか

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