第14話逃げた理由

夜ご飯を食べ終わり、レアに何があったのか聞くことになった


俺が気絶してる間に話してたと思ってたけど、待ってたのか、まぁ後から説明するのがめんどくさかっただけだろうけど、まぁとりあえずレアの話を聞くか


「私が追いかけられていた理由、そして逃げていた理由は、華弘夜さん、孤月ちゃん、仁志さんに会った、レイア国の第一王女なのですが、いえ、でしたと言った方が正しいですね、現在レイア国の王族はレイア家ではありません、正確に言えば、表向きにはレイア家、ですが実際に権力を握っているのはレイア家ではなく、忘れられた種族の信仰者、ロキと名乗る集団が権力を握っています」


ロキ、その名前を聞いた途端、俺とレア以外の4人が固まり、少ししてルナ喋りだす


「ねぇそのロキって奴ら、『我ら、偽りの種族に終焉をもたらすため、我らが崇めし忘れられた種族を解放する者、忘れられた種族の信仰者、ロキ』とか名乗ってなかった?」


「な、名乗ってたけど、何でそれを」


「私達4人も、そいつらに会ったことが、いや私とセレーの場合は下っ端とすれ違ったり、一応家族的な存在だったやつらに話しを聞いたりがあっただけだけど」


「一応家族的な存在」ってところだけめっちゃ憎しみこもってたなぁ、そんな嫌なら別の言い方すればいいのに


「それで、お主はなぜ追われているんじゃ?」


「は、はい、私が追われている理由は、そいつらの存在を大国に知らせて助けてもらう、もしくは奴らの存在を世界に知らせてもらおうと、逃げ出したのが理由です。奴らが狙っている我が国の秘宝を見つけ、入手する前に」


「ふむ、そうだったのか、残念だが、恐らくどの大国にも頼ることはできないじゃろうな、リーポス国はロキと裏で繋がっていて、フェアー国は人間嫌いの妖精が作った国、その上今は兵力上昇に動いている、そんな状況でリスクは負いたくないじゃろうし、他2つは船を使わねばならんから捕まる可能性がかなり高いじゃろうな、捕まらなくてもその間に入手される可能性が高いのう」


まぁ、大国に話せても話せなくても


「もう助けるって言ったし、無理なこと考えてないで、どう倒すか考えようぜ」


「それもそうじゃの」


「その前に、リーポス、ロキ関係と関わるなら、私達4人に何があったのか、何を知っているのか、しっかり説明しておくわ」


確かに細かく聞いたりしたことがないどころか、ルナとセレー以外はなんでこの洋館にいるのかすら知らなかったな

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