第13話気絶って悪くないね

その後、買い物を中断して、あまり会話などもせず、女の子に合わせたスピードで走って洋館まで帰った、帰りは下りだから結構楽、荷物多いのは大変だったけど


洋館に入った後はルナとセレーを呼び、各々自己紹介をしていった、流石に能力の詳細とかは隠した紹介にした、ちゃんとしてるね、うん、そして次は女の子の番


「えっと、私の名前は、レア・レイアです。なんて呼んでもらってもかまいません、歳は・・・その・・・14歳です」


ん?待て今なんて言った⁉︎14歳?その胸で?そんなことあるわけないだろ、ほらもう華弘夜が白目剥いっちゃってるよ、孤月が期待膨らませてるよ、なぜかルナに俺が睨まれてるんだけど、なんで?俺別に若さとか胸の大きさで助けたわけじゃないよ、そしてセレーさん?何やってるんですかあなた、なんでメロン2つ持ってきてるの、てかなんかルナに胸にこれを入れましょうみたいなジェスチャーしてるし、ああ、やっぱり殴り飛ばされた、待ってなんでメロン2つ持ってこっち来るのルナ


「ねえ仁志、仁志はその、やっぱり大きいほうが好きなの?」


「えっ」


・・・メロンで殺されるのかと思ったらそんな質問かよ、よかったぁ〜


・・・ああ違う、これ声で騙されたけど、この顔あれだ、選択ミスったら死ぬやつだ、しかも分かりやすい嘘ついても死ぬねこれは、じゃあまずは正直に行くか


「その人の雰囲気、見た目、性格にあっている大きさの胸が好きです」


どうだ?


ってなんか怒ってるよ〜、なんで結構いい答えだったでしょ


「浮気の可能性あり、死ねーー‼︎」


なんだよそのパターン、この流れなんだし胸の大きさ気にしてt・・・






そこからは意識が飛んでいて何が起きてたのか一切わからないが、ただ意識が戻ったばかりの俺でも分かる、膝枕って気持ちいい、それも美少女の膝枕って、ああ天国だ、これが自分をメロンで気絶させてきた美少女だとしても天国だ


「起きてそうそう何ニヤけてるの?」


そんな笑顔で言って、嬉しいくせに


「いや、膝枕されるの初めてでつい嬉しくなっちゃって、それもこんな美少女にしてもらえるとは思ってなくてね」


「・・・起きたんだったらどいて、今夜ご飯中だし」


ああ、だからところどころ隙間があったのか、う〜んでも正直言ってもう少し膝枕されたい、なので


「え〜、まだもう少しだけこうしてたいなぁ」


グゥ〜


うっ、腹がなってしまったか、確かにお腹は空いているが、空気が読めない腹だ、学生時代はあんなにいい相棒だったのに、変わっちまったなお前


「ね、寝ながら食べるのは、ほ、ほ、本当は、ぎょ、行儀悪いから、や、やっちゃダメだけど、そ、そ、その、ここ、今回は特別だよ」


ありがとう腹、やっぱりお前は俺の最高の相棒だ、学校をサボる以外にもこんなに活躍してくれるなんて思ってなかったよ、ありがとう


そして、ルナが可愛いすぎて直視できない、なんなんだよ、耳まで真っ赤にして、目はぐるぐるさせて、最高かよ


「はい、あ〜ん」


ああ、普段の何倍も美味しいはこれ、料理には愛情が大事って、後から入れたものでも美味しいんだね


「そ、その、仁志、美味しい?」


「う、うん、美味しいよ」


なんで俺まで緊張してんだ


「に、仁志、その、そろそろ起きて欲しいなぁ、みんなにみられて恥ずかしいからさ」


・・・みんな?


・・・・・・そういや夜ご飯って言ってたっけ、・・・ああああああああああああ


「オッケー分かった今すぐ起きる」


ああ、本当に性格が悪い奴らだ、わざわざ黙って、音でバレないように食事も止めて見ていたとは、今度からは気をつけよう


とりあえず、いつも通りのところに置かれている、いつも通りの食器を使ってパスタを食べますか

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