第4話魔法と能力

「異能力と魔法、まずは異能力から説明していくわね、異能力、それを持つ異能力者は大きく分けて2つ、生まれつき能力が使える朔月者(さくげつしゃ)と、何かしらの大きな影響を受けて発現する望月者(ぼうげつしゃ)の2つに別れてるの、この2つの違いとしては望月者の方がよい能力の可能性が高いことね、まぁ影響を与えた存在とか、その本人の素質にもよるけどね」


「次は共通点、基本的に能力者は生まれつき魔法が使えない、朔月者だろうと、望月者だろうと基本的に、生まれてから一度も使うことはできないの、一部の例外、天地者(てんちしゃ)と呼ばれる者達を除いてね、ちなみに今のところ天地者は確認されている者で4人もいるの、同時に4人も存在しているのはこの時代が始めてってレベルで珍しいわ、普通1人、多くても2人だからね、本当どういう条件なんだか」


「そして能力者についての最後の情報、さっき私たちが話してた、ランクについて、ランクは主に能力と能力者、魔法使い、魔法の3つに使われるてるの、そしてランクは下からG-、G、F、E、D、C、B、BB(びーつう)A、AA(だぶるえー)、AAA(とりぷるえー)、S、SS(だぶるえす)、SSS(とりぷるえす)、Xの全部で15段階に別れてるの、そしてこれを大きく分けて、G-〜Dを下位、C〜AAを中位、AAA〜SSSを上位、Xを最上位の4つに分けて読んだりもするわよ」


「そして次は魔法について、魔法も大きく分けて2つ、味方をサポートする支援魔法、相手に攻撃する攻撃魔法の2つがあって、魔法使いには支援魔法と攻撃魔法、両方別々に適正があって下から、無、下級、中級、上級、最上級、神の6つがあるの」


「そして支援魔法、攻撃魔法を更に細かく分けられて、支援魔法はバフ、デバフ、回復の3つ、攻撃魔法は火、水、草、風、氷、雷、岩、闇、光の9つ、計12つにもさっき説明したものと同じ適正がそれぞれ別々にあるの」


「そしてなんと、今この時代に計14つ、全ての適正が神の女神って呼ばれる、世界一かわいい娘がいるんだって、歴史上2人目の全適正神、それもかわいい娘のね」


いやどうせルナなんだろうな、もし違うなら世界一って部分が明らかに間違いになるしな、まあ天文学的な確率でいたとしてだ、その場合全生物が見ただけで出血、もしくは脱水症状で死んでしまう、つまりはその娘の噂は広がらない、だからそんなかわいい娘いない


「ふ〜ん」


「反応薄いわね」


「どうせお前だろ、じゃなきゃ世界一かわいいってのが嘘ってことになる」


「ふふ、確かにそうね、私がいるんだからその娘が1番かわいいなんてことありえないわね、ありがとう、仁志」


ああ、なんなんだこいつ、かわいい、かわい過ぎる、なんなんだよそのかわい過ぎる笑顔、最高かよ、眩し過ぎて直視出来なさそうなのに、無意識に見ちゃうくらいにかわいい、ああ、や

ばい鼻血出てきそう、セレーさん大丈夫かな、気になるけど確認できない


「もう、セレーったら、また倒れて」


「はっここは天国?いや、女神なんぞがお嬢様並にかわいいなんてことありえない、つまりここは現世?よかった、死ぬのは絶対お嬢様のお手つきになって、お嬢様の子を産み、お嬢様が悲しまないタイミングでと決めていましたので」


「欲張りすぎでしょ、てかキモ」


なんだ、メイド服が血だらけになってるだけで大丈夫そうだな、というか、毎回こんな感じなのか?めっちゃ流す感じで対応してたけど


「毎回こんな感じなの?」


「そうよ、セレーは超がつくくらいの変態だからね」


「はぁ、はぁ」


「ほらね」


「うわー」


「お嬢様、引くよりもまずアジト予定地に移動しましょう、早くしないとまずいかと、続きはそこで」


「ええ、そうね早く移動した方が良さそうね」


「仁志、説明の続きはそこででもいい?」


「いいよ」


セレーがなんかがっかりした顔してるけど、期待するなよそんなこと

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