まるで詩のような掌編です。作者様の長編小説『黒白の異世界狂愛曲《モノクローム・ラブソディ》』の登場人物視点の掌編とのことです。こちらの長編を読んでいなくても、状況・心情共にしっかり伝わってきました!800文字ですのですぐに読めます。ぜひのぞいてみてください!
「黒白の異世界狂愛曲《モノクローム・ラプソディ》」のスピンオフ。状況説明が一切されないので、本編をかなり先まで読んだ読者むけのショートではありますが、未読でも、読めます。「試験管のなかの少女」の独白で、物語は進むから。彼女は、辛い過去があった。試験管のなかで目覚めたら、大切な人が、目の前にいた。その喜びに満ち溢れたショートです。少女の、切ない思いが、胸にせまります。