第12話
この場所からだと、徒歩で1時間ほどで着く所だったので、竜は歩いて
国会議員の自宅のある高層マンションに向かった。
日も落ちた頃、議員の自宅に到着した竜だったが、ターゲットは、まだ
帰宅していないようだった。
一度、目黒駅のロータリーに足を運び、リュックに詰めていた、毒蜘蛛を
ロータリーの茂みに放ち、駅に1台だけあった、公衆電話から110を発信した。
数分で、駅周辺は封鎖される騒ぎになった。
その騒ぎをしり目に、竜は。先ほどの高層マンション裏側から、該当階まで
ベランダをよじ登り、そこから室内に侵入し、寝室のベットの中や、トイレ、
リビングのソファー主辺に先ほど、ロタリーで放ったのと同様の毒蜘蛛を
数匹ずつ、放ちまた、ベランダを使い地上まで降りったった。
数日中には、ターゲットは死亡するはずだ。
入れ替わりでレンタルルームに潜伏して、俺が潜伏する。
ターゲットを処理した後は、駅のロッカーの物を忘れずに、確認しろよ。
っという、モールス信号を賢二に送って、先ほど居たレンタルルームに
竜は、歩いて、戻った
二日後に、国会議員は自宅マンションで毒蜘蛛に刺され、病院に
搬送されたが、解毒薬も精製できずに、苦しみながら、死んだ。
2日間、このレンタルルームに潜伏して、賢二からの連絡で死亡を
確認して、レンタルルームを後にした。
そして、朝早い新幹線で、第3地区から第8地区までの新幹線に
乗り込んだ。
竜が西の都市に到着したのは日が沈む少し前だった。
当初の予定では、西の港にある待機場所に1週間待機し、その間に
4人のメンバーが集合しそろったタイミングで、乗船できそうなコンテナ
タンカーに乗船し、4人一緒にインドへ渡る予定だったが、竜自体が
到着予定日時より2日遅れている事で、他のメンバーの到着も遅れ
当初の予定のようには成らなくなったと悟ったが、一応1週間待機
という、計画の為、後5日この待機場所で待つことにした。
待機場所に指定されているこの場所は、昔企業が保有していた
保養所だった所を、組織が今、買取り保有している元保養所で
部屋数は、15部屋各部屋にトイレと浴槽を完備してある。
メンバーが到着予定の、この1週間は、誰もこの施設へは宿泊予定はない
いつもは、団体観光客などが宿泊するために、授業員も数名居るが
今回は、改装予定との張り紙で大型バスなども止める事の出来る
駐車場横にある、テニスコートを、改修し駐車スペースを拡大する
その間は、この施設には従業員は、出勤してこない。
駐車スペースに出入りする業者と工事用の車両が数台で入りする位だ。
竜が宿泊し始めて、2日後にラジオから速報ニュースが流れてきた。
第8地区で貨物列車に乗用車がぶつかり乗用車に乗っていた男女が
死亡と言うニュースだった。
このニュースは、予定していたより遅く報道された。
竜はメンバーが予定より遅くこの施設へ到着するのではないかと
到着予定の3人分の、部屋と食料など自分の分を合わせると4人分を
チェックした。
到着予定の3人中2人は、2人とも0地区で警察組織に潜伏していた者
同士で今回の行動に西日本で合流し、警察組織には死亡した事にする為
0地区から第8地区へ移動後、貨物列車に乗用車でぶつかり2人とも
業務中に死亡と言う事になるはずである。
事故で死亡と、された2人は女性のみが予定していた日の4日後に
姿を現した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます