第6話
のかは、まだ分かりませんが。
筆談の様な私たちの会話を盗聴するのには、かなり特殊な盗聴器が
必要ですし、もしくは装置になると思いますが、それを車の中だけとは
いえ仕込めるのは、キムだと思いますが。}
「そうか。アストロもう頼んじゃったなぁ。キムに。」
{はい。}
{あのアストロがキムから納車された後には、一芝居打つ必要が
ありますね。}
そんな事を話していると海上にコンテナタンカーが微かに見えてきた。
{社長。あのコンテナタンカーです。}
{後、20分位で追いつきます。}
「!!?。」
「待て。心。」
「社長って俺のことか。」
{言うのを忘れてましたが、さっきの海外で行なう買い付けの為の会社の
社長に今日からなって貰います。}
「はいはい。段取りのいい事で。」
「で。何処の国の新設会社の社長なわけ?。」
{インドです。}
「インド!」
「で、そのインドで何したらいいの 俺」
{初めの方は、国の街の人々の雰囲気がどんな感じなのかを感じ取って
もらえれば特に、これと言ってやる事は無いです。}
「え、そうなのじゃインドに行く意味ってあるの」
{あります。私たち周りの治安が最近よく無くなってきたのもありますが
拠点をインドに移して必要に応じて入国して事柄に対応する形の方が
安全に事を進められると思います。}
{国内には既に、多くの人材を配置潜伏させていますので、国外に
居たとしても、情報は国内に居るのと変わらずにとれるので、
より安全を優先して、拠点を移すことにしました。}
「でも移した先にも、新興勢力を嫌う者もいるんじゃないか」
{最初から、暴力的に事を進める事は、しないので外国人を嫌う人間が
どれだけいるかの方が、不安はありますが、その時はそん時戦いましょう}
{そうなの」
「お前がそう言うならそうするよ」
鉄は水平線を眺めながらつぶやいた
「インドか」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます