俺の前に立つな…どけ

まめでんきゅう–ねこ

1話だけだが、第1話

ささくれ…それは人類の敵。


一般人の笹紅ささくれ かすみは、痛いのを我慢しながら、市役所まで来ていた。


なぜかって、仕方ないからに決まってらぁ!

※用事があるからです。


霞は ささくれ というものに耐えながら、ここへ来たのだぁ!




しかし、なんと今 市役所には強盗がいた。

場所が違うだろ…普通。



「俺は強盗つよぬすみ 蛇蔵だぞうだぞう!

金を出せ、早く、早く、早く、早くぅ!」

↑強盗


↓一般人

「ひぃ⁉︎」


「こいつ を人質だぁ!動くなよ…貴様ら。

俺は一時的に市役所の神となった。早く金を出しやがれ」



霞は市役所に入ろうとしたが、強盗がいたため、やめた。



だが自動ドアが開いてしまい、強盗に見つかる!


「⁉︎…」


「お、お前…俺の事を目撃して警察行こうとしたな?

ちょっと待ちやがれ」


「(俺が痛いの我慢しながら来てやったのに、この仕打ち。

中々 不条理な世界だ…)」



霞は我慢できなくなってきた。


そして…。







「ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ、痛い!」


なんと発狂したのだった。



↓強盗

「な、何こいつ…大声出すなバカ!」


「俺は今ささくれ なんだよッ」

「知るか そんなの」


「俺は、ささくれ の痛みに耐えながら来たんだ ここへ!

貴様ごときに その忍耐を無駄にされて たまっかバカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」



霞は平然と市役所へ入り、強盗の目の前へ来た。

強盗は言う。


「おいそれ以上動いたら撃つぞ…」


「撃たれたって、ささくれ は消えない」

「は?(理解不能)」



「俺は資料を市役所に提出したら、帰るからな!」


「は?警察呼ぶつもりだろテメェ!」


「貴様に警察を仕向けるほど、俺は暇じゃない」

「んだと」


強盗は一般人を解放すると、霞の頭に銃を向けた。


「お前そろそろ撃つぞ良いのか?」

「お前撃てねぇだろ」


「は?」


「お前 撃つ度胸あんのかゴラァァァァァ?」

「くっ…撃つぞ!」


「なら はよ撃ちやがれよ猿!」



「……」


銃をどかした霞は、資料を受付に提出すると、外へ出ようとした。


強盗が言う。



「テメェの顔は覚えたからな…」


霞は言い返す。




「お前 誰?」


霞は存在すら、強盗を覚えていなかった。


そして何もせずに帰っていった…!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俺の前に立つな…どけ まめでんきゅう–ねこ @mamedenkyu-neko

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ