幸せな終末.

 髪を撫でる左腕由真の仕草が

 凛と冷たく静かに流れる清水の様で

 一緒に僕の話をしてくれた右腕Pascal

 素知らぬ幸せな素顔

 振り返って立ち去るのはこれで終わりにしようよ、って

 あの夕暮れのオレンジを称え

 記念日に聞いてみよう

 「今夜僕は誰のもの?」

 幸せな終末を永遠に

 今なら言える

 今夜また会える両腕に告げた

 ありがとう、僕は僕のものだよ、と

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