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 久方ぶりの漢気を発揮したせいか、反動で体調が思わしくない。そんなGW後半の憂鬱なベッドの中、淡い期待を抱いてメッセージを送信した。

 確か、「この前はどうも!」みたいな他愛もない内容だったと思う。まあ返事など来ないだろう、女っ気の無いここ数年の童貞化が心を蝕んで、そんな考えしか出てこない。まったく、こんな事では結果が出る前に気が塞がる。腹も減ったし、気を紛らわすべく、馴染みのつけ麺屋に行こうと準備しているとスマホが鳴った。

 「返事が来た!」やっぱり君は優しい。

 その後、日を跨いで何通かメッセージのやり取りをして、通話をするに至った。よき親交の流れを自然と辿っていたのである。

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