第57話 ホウライ島の探索


 俺は黒竜から聞いたホウライ島の探索に行く為に準備をして居た、先ずは食料と果物を買いバッグに入れて行き森で木を伐り筏にして行った、船に仕様かと迷ったが船を作るのは難しく断念して筏にして直径1m程の木を15mに揃え10本切り乾燥させ6本を下にした、その上に4本積み2段にして波の有る海にも対応して見たがその時によるのが海だ、荒れて居るとこれでも無理そうだがとに角魔力切れ時の一時凌ぎが出来れば良いのだ、そんな考えで筏を作り収納して黒竜の話の中にあった王都イクランの南に行く為にアゴランを出る事に為った、今回は俺が一人で行く事にして居て飛行魔法で飛び様子を見ながら海が穏やかなら筏を浮かべて異空間を出して入ればゆっくり休めるが、その間に筏が流される可能性が有る事も計算しないとホウライ島の探索が失敗に終わるかも知れない、可成り危険が伴う事に成りそうで準備をして色々な事に対応できるようにして置きたいと思って居た。


 ホウライ島の探索の日に成った、ここは王都イクランでは無くてアゴランの南の町グライと言う町に来ていた、イクランの1000km程東にある町で其処の丘に来ていたここから飛ぶ事にして今飛び出した、スピ-ドは200km位に抑え魔力消費を少なくして行く作戦で、快晴の空に向かい飛び出したが今は夕方の少し薄暗くなりつつある17時頃だった、ここでも人の目を気にして居たが魔力消費を抑える為にインビジブルは使わずに時間を夕方にして居た、俺は創造魔法で磁石を体内に作り出して置いたので今は真南に飛んで居ると磁石が教えて呉れて居た、2時間飛んで大陸から400km程離れた辺りで南西に進路を変えて行き5時間程飛んだあと真南に変更したので凡そ1200kmは離れた筈だった、それから5時間程飛んで居ると東から空が明るく成って来たので朝が近い事が分った、海は静かで今の内に休憩しようと思い海面に近づき筏を浮かべて其処に降りてみた。


 筏に降りて感じた事は今は風が無くて筏はそれ程流されないだろうと言う事を感じたが、海流がどの位の速さで流れていて何方に流れて行くのかも解らないがとに角異空間に入り飯と寝る事にしたが、その前に温泉に浸かりたい温泉に入る前に掛け湯をして浸かり頭を洗うと塩の香りがした、風呂から上がり乾燥を掛けてベッドにダイブして寝る事8時間、魔力はほぼ満タンになり外に出ると海は荒れて居て筏が大きく揺れて居たが飛び上がり筏を収納して乾燥を掛けて置き、又真南に進みだしたがどの位流されたのか皆目見当が付かないが仕方が無い、夕べからは12時間飛び凡そ南に2000kmは進んだ筈で俺は上空500mまで上がり目に魔力を流して強化した、そして360°回転しながら目を凝らしたが何も目には映らなかった。


 それから真南に5時間飛び体感では大陸から3000kmは離れたと思うので、真西に進路を変えて見た2時間飛んで又500mまで上がり目を強化して回ったが何も見えなかった、今は12時頃で休憩したいが海が荒れて居て筏が出せないので空中に止まり簡単な物を食べ、東に3時間飛び上空1000mまで上がり目に魔力を込め360度回転して見た

が特に何も見えないと思った時に、鳥が20羽程南に飛んで行くのが見えたので追いかけて行く事にした、俺には何鳥か解らないが一かバチかの作戦で鳥が渡り鳥でホウライ国に渡るので有れば成功に成るが、直ぐ夕方が近づいて来て居るので俺は少し焦って居たし海は相変わらずに荒れ気味だった、鳥について飛ぶ事2時間今は17時ごろかと思って居ると南に微かに影が見えて来たのが島影の様で俺は「遣ったぁ―!」

声を上げると、鳥が一斉にこちらを見た様に思ったがそのまま飛び続けて岬に辿り着いた。


 既に辺りは薄暗く成り俺が岬の端に降りたが、鳥たちは岬の奥に飛んで行って見えなくなったが俺は鳥に礼を言って置いた「鳥さんありがとう」と言って置いたが、後で鑑定すればよかったと思ったが後の祭りだった、俺は異空間に入り家に行き温泉に入り外で涼んで居るとヒカリが念話して来た、「ユウタ今来たの」俺は「今来た所だよ」と返したが、そう言えばヒカリとベンケイはずっとここに居たんだと思い出して居た、温泉を出てリビングで簡単に食べて寝ると起きたのが朝の6時頃で12時間程寝た様だった。


 次の日俺は早速探索に出かけた、先ずは飛行魔法とインビジブルを使いここの全体がどの様に成って居るか探る事にした、探索した結果ホウライ島は東西に1600km程有り南北に200km~400kmの細長い形で所々に大小の島が在る所だった、島も大きい島が幾つか有り人も住んで居る様で家が有った、本島には大きな町が3カ所あり空から見る限り20万~30万人のまちで、真ん中の町が一番大きくて50万人位の町に見えたので先ず其処に行く事にした。


 今島の中央にある町の近くに降りて歩いて町に近づいていた、町に入る為に多くの人が居たが近づいて驚いたのは半数が獣人だった事だ、ここに居るだけで犬系と兎系に熊系の獣人が並んでいた、約半数が人族の様でこの島はごちゃごちゃに生活をして居る様だ、並んでいる人が町に入る為に何かを見せて居るが俺は持って居ないし話を聞いて居ると言葉が可成り違いが有った、俺はこの町に入るのを諦めて静かに離れて行ってもっと端の方の小さい町に行く事にした、さっき並んでいた時に周りの人々が話していたことを聞いて居たので分かった事が有った、この町はホウライ国の王都でナニワと言うらしい町で東の町がアズマと言う様だ、西の端の町はハカタと言う町の様で何方も30万人の人口が有る様だ、俺はこの町を離れて西に向かって島の中央に割と大きな湖の傍にある町に門からじゃ無く空から入り金の工面のする為に例の看板を探して居たが見つからない、其処に見慣れた字を見付けた〇に質と書いて居たのでピンと来た、ここは漢字が使われて居る様で見慣れた字だったのでは入って見たら声が掛った、「おいでやす。ようこそ近江屋にお越しくださいました」と聞こえたが、俺は息を吸い込みながら言って見た、「魔石を買い取れる?」と聞くと、「買い取れますよどの様な品物ですか」と聞いて来た、俺はレベル10の魔石3個出して見たらすぐに手に取り「中々いい魔石ですね」と言った、そして「これは大陸のトロ-ルとか言う魔物の魔石ですか?と言う事はあなたは旅人ですか?最近では珍しいですね」と言いながら、「こちらのお金で金貨10枚と銀貨15枚で如何ですか?」と言ったので了承して他も色々聞いて見た、俺は一番聞きたかった事「米はこの国に有りますか」と聞くと、「有りますよ。この国の主食ですから」と言った。


 こちらの正体がバレたと言うか昔は多く来ていたそうだが最近は来なくなったと言うと、「最近と言っても100年単位なので私は出会った事は無いのですが話は聞いて居ました、祖父母から聞いて居たのはこの島の北方に大きな島が在ってそこには多くの人が住んで居るが、魔物もおおく居て魔石と言う燃料が取れるそれを燃料に魔造具を動かせると聞いて居た、今この国ではダンジョンで取れる魔石だけに頼っているがそのダンジョンが少なく2カ所しか無いのが悩みでもしもっと売って呉れるので有れば欲しい」と言われた、俺が「米と交換したい」と言うと「米はどれぐらい居るのか」と聞かれたので「10俵は欲しい」と言うと、「明日もう一度来てくれ用意して置く」と言って呉れたが「後味噌とか醬油は無いのか聞いて見る」すると店員(ここの主人)が、「それも有るので用意する」と言って呉れた。



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