第44話 帝都からの旅立ちと故郷(?)への旅
帝都でのオ-クションも終わりあの魔石が一つで白金貨5枚と金貨50枚になったそうで、ギルドの手数料を引い金額が俺の手に渡された、ギルドでは俺達の動向が気に成って居たが言い出せない様で端々にその辺の事が伝わって居たが、俺達はその辺の事を公表して居ないので聞き辛い様だったが、帝都に家を買ったのでここに永住するのではと言う観測も有る様だった、そんな感じで日は流れて行き3月の28日になって居た。
俺は今家に居るアリリカさんとウリリクちゃんに如何するか聞いて居た、二人は俺達と別れたくないと言って付いて行くと言う結論を出した。4月2日に故郷に向かって旅に出る事に為った。
次の日俺は商業ギルドに来ていた、俺が入ると「いらっしゃいませ。お久しぶりです」と声が掛り「本日は、どの様な御用件でしょう」と受付嬢が聞いて来た、俺は「この度帝都を離れる事になり、ここで購入した土地を買って貰え無いかお願いに来ました」と言うと受付嬢が、「あの土地と家ですか、少々お待ち下さい」と言って、「こちらでお待ち願います」と言って一つの部屋に案内して呉れた、そして「少々お待ち下さい」と又言って出て行った、暫くすると土地と家の担当のホ-マンさんと部屋に入って来た、そしてホ-マンさんがお久しぶりですと挨拶をしてから「帝都を離れると聞きましたがSランク冒険者のあなた達はどちらに行かれるのですか」と聞いて来た、すっかりと俺達の事はバレて居たがそこは気にして居ない、「そうなんですよ当初から冬の期間の避難だけの積りだったので、予定道理なのですが故郷に帰ります」と言うと、「そうですか、それは良いですね」と言ったが、「家は査定に行かせてもらっても良いですか」と聞いて来た、「俺が今からでも良いですか」と言うと、「良いですよ馬車を用意します少々お待ち下さい」と言って出て行き暫くしてから「お待たせしました。用意が出来ましたので行きましょう」と馬車に乗せて貰い俺の家に向かった。
商業ギルドの査定は土地が買った時と同じで、其処に家が出来て居て風呂とトイレ
に馬屋迄あるし部屋がリビングとキッチン以外に5部屋ある豪邸だった、ホーマンさんは驚いて居たこの家を魔法で創りだした力にビビッて居た、この方は一体何処まで力が有るのかおとぎ話に出て来る勇者に匹敵するのではないかと思っていた、そんな感じで家を査定すると部屋は広く家も其れなりに大きくて、ここは大商人にでも売れるに違いないと思って居たので、家と土地込みで白金貨10枚の値を付けたので俺が驚いた、「そんなに高いのですか、ここの魔造具は全部持って行きますよ」と言うと、「ホ-マンさんはそれは含まれていません」と言って「これで如何ですか?」と言うので、俺は「4月2日に出発するのでその日の引き渡しに成るので、朝10時出発予定なので当日ここに10時前に来て頂きたい」と言うと、「その時にお金も持って来ると言った」俺はそれを了承した。
4月2日の9時30分頃にホ-マンさんが遣って来た、俺は家の鍵を渡し後は頼みましたと言って、10時頃に出発して帝都を光の馬車で出て南に伸びる街道にでた、この道は南のダンジョン都市ガリアスに向かって走って居た、ガリアス迄は凡そ1000kmの道乗りでヒカリには飛ばさないで行くように言って居た、そのまま南に行けばこの道はトランコ海まで行くのでこの半島を横断している唯一の道に成って居た、帝都を出て2日目に雨が降って来たので適当に止める場所を探して止めた、その頃には雨が本降りに成って来たがまだ4月だ雨が冷たい、俺は馬車の上に土魔法で一気に屋根を作り雨に馬車が濡れない様にして置いた、ヒカリも馬車から外し雨に濡れない所でのんびりして居た、馬車の中では例のオセロ大会に双六大会が始まった、傍の道を時々馬車が走って行く雨でも俺達の様にのんびり出来ない人々は濡れながら次の町に急いでいた、俺達はそんな事にはお構いなしの真剣勝負の真っ最中だった、今回の優勝者には次に見つけたスキルブックが贈与されることに成って居た、先ずオセロで5回づつ戦うので25戦有るそこで1位が12点2位が10点3位が8点と言う風に成って居て、4位が4点5位が2点6位が1点に成って居るので上位の者が優遇されて居た、そして今回は6人居てるので2位の人は一つ自分のわがままを聞いて貰える特典が有った。
ゲームが始まったが雨は益々激しさを増して来た雨の音も喧しいが6人には聞こえて居なかった、戦いはアリリカとウリリクが不利に思って居たが以外にマスタ-するのが早く、互角以上に戦いを展開して居てオセロが終わった所でカルカラが1位12点2位カタリナで10点3位アリリカで8点4位ウリリク4点5位が俺で2点で最下位がエリナスで1点になつて居た。
オセロが終わった所で昼休憩にしたが、道は沼の様になって居て轍の場所も解らないので、今は馬車も走って居ない様で昼御飯も終わりぼちぼち後半戦に突入する事に為った、ここからは双六だったがアリリカとウリリカはビギナ-ズラックとでもいうのか矢鱈強くて、ツキまくり双六が1位ウリリクで12点2位エリナスで10点3位アリリカ8点となりこの結果総合優勝がアリリカとウリリク16点で同点優勝でジャンケンの結果優勝がウリリクに成り2位がアリリカになった、この結果次に発見のスキルブックはウリリクになり2位のわがままは今から考える様で後日発表になりました。
俺は取り敢えず二人を鑑定して見た。
☆ アリリカ 人族 31才 レベル3
HP 30
MP 10
スキル 家事
家事 レベル4 ・美味しい料理が出来る
☆ ウリリク 人族 11才 レベル1
HP 10
MP 10
スキル 錬金術
錬金術 レベル1
二人のステ-タスを確認した。ウリリクが錬金術のスキルが有る事が分った
ので伝えると大喜びした、「ここに次のスキルブックが増えるのだ後剣術が有れば可成り優秀な冒険者に成れる」と言うと、ウリリクが「私は冒険者は向きませんが錬金術は伸ばしたいと思う」と言ったので俺が言った、「全体を伸ばすと錬金術もバランス良く伸びるのでそちらがお勧めだ」と言うと、ウリリクが「そうします。バランスは大切ですから」と言った、いつの間にか雨は上がって居たがもう直ぐ夕方に成るのでここで1泊する事に為った。俺がテントを出して用意しているとカタリナが一緒に寝ると降りて来た、馬車も5人はちょっと狭いのは分かるので良いかと思った夫婦だし、と言う事で夕食の準備をして貰いテ-ブルと椅子を作り待つと出来上がった様で、賑やかな夕食になったので優勝者の一言をする事に為った、ウリリクが「こんなに面白かったのは初めてで又皆さんで遣りたいです。」と言った、拍手喝さいに成り夕食も終わり4人は馬車に引き上げて寝る事に為ったが、俺は遣りたい事が有ったのでカタリナに言うと何処で遣るのと言う事になった。
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