第37話 白竜に会ったその後



 俺達は白竜に会って話をした、白竜はこの山で眠りに付くと言って居たが一度寝る


と100年程寝るらしく、人間の代替わりの後に目覚めるので誰もここに寝て居る事も


知らない、それで良いかと言うのでそれで良いと了承して白竜と別れて来た、俺達は


又あの村により白竜が眠りに付いた事を教えてあの山は神聖な山として、荒らさない


様にする事を告げると村長のギリドンが「分かりましたそうします。ありがとうござ


います」と丁寧にお礼を言われた、それから王都に帰りギルドで今回の説明をして居


た、そして俺達はルクトバス王国認定のSランク冒険者に成った、世界初の事らしい


がこれからはこんなややこしい依頼が来るのかと思うと嫌だったが、依頼報酬に紅金


貨2枚を頂きタグと同じ色だったので吃驚して居た、ギルマスにこれから故郷に帰る


為に帝国経由で行く事を告げ又困った事が有ったらギルド経由で言って来てと言って


置いた、王都ルクバスを出て東にヒカリの馬車は走って居たゴ-ルトンのヤラナの眺


望亭に来ていた、女将さん部屋空いてますかと言うとあらあなた達2度目ね空いてま


すよダブル二つねと言って鍵を貰い部屋に入った、最近は大分寒く成って来たもう直


ぐ12月に成るので寒く成って来るのが当たり前だった、ヤナラ海の北から吹く風は冷


たくて12月も後半に成ると雪も積もりだすそうで、そうなると動けなく成り何処かで


春を待つ事になるそうだ、ここから帝国の帝都までは20日位掛るそうで傍にダンジョ


ンが有るし其処で春を待つのも良いかも知れなかった。


 次の日ヤラナの眺望亭を出て城塞都市イゴルを目指し走って居た、其処までは二日


の行程だった1泊目が又眺望の良い丘の上に馬車を止めて1泊する事になった、俺はこ


の前双六を作り対戦してボロ負けしたので今回は違う物にした、これは秘かに作り保


管して居たのだがこれはこのゲ-ムは年季が居る筈で、夕食が終わりこの前は双六で


負けたが今回は負けないどと言いながら、又遣るか聞いて見たら3人共に遣る今度こ


そ勝つとエリナスの鼻息が荒い、俺はオセロを出してやり方をレクチャーして居って


先ずは俺と2回ずつ遣りながら教えて行くと、俺の6連勝だったやはりオセロは年季が


居るのだと自分に言い聞かせた、3人と2回ずつ遣ってそれでは良いかいここからが本


番だと言いながら、5戦遣る事にして遣って行くと俺の3連勝で始まり俺は余裕だった


が4戦目に初めてカタリナに負けた、俺はこんな事も有るだろうと余裕だったがエリ


ナスにも負け2連敗した、そしてカルカラにも負けて3連敗に成って初めて慌てだし、


何で負けるのか判らないが端が取れない取らせてくれないのが敗因の様で、其処から


は幾ら遣っても勝てなく成って来たこいつ等は俺を賭けると何故か強く成る、何故


か分からないが強いそこから連戦連敗に成り最後にエリナスが勝利することに成って


仕舞った、これは不味い未成年者と淫行は打ち首獄門と言う法律は無いが、エリナス


が何を要求してくるか分からないので不安だ、そうだ次はチンチロにしようと秘かに


考える俺だった、それから帝都に着いた20日掛り今は12月の15日に成っていた、帝


都の東の山は頂が白く冠雪して居た、それよりこの20日間オセロに双六とチンチロ迄


遣ったがエリナスが6勝カルカラも5勝カタリナが5勝と俺が4勝の成績だった、俺は


皆から4回の命令を受ける事に成ってしまって惨敗だった、帝都は初めての町だった


ので先ずは宿を確保したいが当てがないが商人の馬車を見かけたので付いて行くと宿


屋が幾つか有った、取り敢えず入って見て受付で聞いて見る事にした、この宿は年配


の女性が受付に居たので聞いた馬車はまだ置けますかと聞くと、大丈夫です置けます


ようちは馬車置き場が広いのが自慢何ですと自慢されたが、ここに決めて馬車をお願


いして馬には飼い葉と塩を渡し、それから念話で(後から肉を持って来るからな)と


念話して置いた、そんな宿の名前はマリアンの癒し亭と言うらしい、女将さんがマリ


アンさんと言う人で目の前の人がマリアンさんでした、今回は4人部屋になって終


ったが割と大きな部屋でベッドが4つ有り此れは有かもと思った、話をしたり相談を


するのには便利だったし4つの負け越しが後に伸ばせそうだった、食事は5時からと朝


は7時からだそうでそろそろ5時に成るので降りて来た、帝都も海の傍にある町で魚料


理が旨いし魚が豊富だった、女将さんのマリアンさんに聞いて見た「この町の図書館


は何処に有りますか」と聞くと「この宿を出て右に行くと冒険者ギルドが有るので、


ギルドの前の道を左に曲がっると直ぐに有ります」と教えて呉れた、明日は俺とカル


カラが図書館へ行きカタリナとエリナスは買い食いと良いものが有れば買う様に言っ


て置いた、カタリナは今は金貨100枚位持って居るしエリナスも30枚位は持って居た


ので問題なく行けた、女将さんにこの宿を3ヵ月借りたいとと言うと、それは有り難


いけど商業ギルドで家を借りる方が安く付くと教えて呉れた、商業ギルドの場所も教


えて貰って部屋に帰って来た女将さんに教えて貰ったので家を借りて見ると言うと、


それは良いかもと言う事で俺とカルカラに家は任せると言われて、明日図書館の帰り


に商業ギルドに言って見る事にした、カタリナとエリナスに希望は有るかと聞くと考


えて居たが風呂が欲しいと言ったのでそれは叶えたい。俺とカルカラは今図書館に来


ていて受付で既定のお金と委託金を渡して、錬金術と付与魔法について書かれた本は


無いかと聞くと、錬金術については詳しく書かれた本が有りましたが付与に付いては


この国では使える人が居ないので書いた本も無いと言う事だったが、過去に遺跡から


出て来た本が付与に付いて書かれているそうだが未だに解読が終わって居ないと言う


本が展示はして居ますが、読めない文字ばかりでこの国の大家が見ても分からなかっ


た代物ですが見ますかと言って呉れた、受付嬢は「あなたのそのタグを見れば噂に聞


く世界初のSランク冒険者様とお見受けしました、私は当図書館に来ていただいただ


けで名誉だと考えて居ますしSランクの冒険者様は、わが国では伯爵と同等の名誉と


地位が約束されて居ます。」と一気に言った、俺は初めて聞いたその内容に驚き今後タ


グは見えない様にしようと考えた、それから錬金術と付与魔法の遺跡から出て来た本


を見せて貰った、錬金術は究めると鉱石からインゴットを作り出してそのまま剣に作


り変えたり魔造具にしたり出来る様に成るそうで、先ずは鉱石の錬成やインゴットの


作成をして腕を上げる事と書いて居たし、付与魔法の本は遺跡から出て来た本と言う


のが噓の様にしっかりした作り立ての様な本で、不壊と汚損とが付与されて居るそう


でまるで新品だった、開くと作者が書かれて居た源のヨシツネとか書かれて居たのを


見た俺は白竜が言って居た事がやはり有った事だと思った、600年前の本だったが新


品だ読んで行くと俺にもはっきりと読めない、殆どが漢字で書かれていて昔の漢文だ


ったヨシツネさんの時代は男は漢文で女性がひらがなを使い別れて居たと習った様な


無い様な、それでも俺には事処読めるのである程度理解出来た、そして本を返して


お金を返してもらい図書館を出て来た俺は言った、「カルカラあの本を書いたのは俺


の先輩だったよ」と言うと、「カルカラはだから読めたのですね。誰も読めないと受


付で言って居たのにユウタが読んで居る様に見えたのは、実際に読んで居たので見え


たのでは無かったと言う事ですね」と驚いて居たが、「先輩は俺より600年程古い時代


の人でその頃の文字は俺の頃の文字と形が大分違うので、全てを読めた訳ではないが


文章は理解出来たので読めたと言って良いと思う。」と話した。


 

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