第35話 王都ルクバスへ
ルクバスに行く途中に雨に降られ1日一カ所に留まり雨をやり過ごした、ヒカリの
馬車に雨や泥濘は関係ないがその走って居る所を目撃されるのは良くない、そう思い
1日同じ所でじっとして居たが雨も上がり多少は道がぬかるんでいるが此処で何日
も過ごす訳にいか無いので出発する事にした、ここからは王都迄は約1日の距離だが
ヒカリが飛ばすと昼過ぎに着きそうだ目立ち過ぎるのは良くない、王都へは夕方
までに入れば良いので慌てずに行くようにヒカリにお願いした、雨上がりの道は水
溜まりが彼方此方に有り轍は当然水が溜まっているが、ヒカリの馬車は滑る様に進ん
で居て対向車の馬車が近づくとスピ-ド落とし車輪が轍に入る位にしてやり過ごして
居た、それでも時々馬車を指さして何かを言って居る様子は見て取れたが一々気にし
て居られないそんな感じで王都ルクバスに到着していた,前回来た時に宿の固まって
居る所を確認して居たのでそちらに向かうと宿らしき建物が見えて来た、取り敢えず
その中の一つに入って見て確認する。入って受付に行くと「いらっしゃいませ」と声
が掛り「お泊りですか?」と聞いて来た、俺は「馬車は置けますか?」と聞くと、
「大丈夫です置けますよ1日飼い葉込みで大銀貨1枚頂きますが」と言った、俺は「そ
れでお願いします」と言って「ダブルの部屋2部屋ありますか」と言うと、「それも大
丈夫です2部屋ですねちょっと離れますが、2部屋で4人ですと大銀貨3枚に成ります」
と言うので馬屋の分とで大銀貨4枚渡すと、「夕食は17時から18時の1時間に成ります
その間にお願いします。それ以外はラウンジに成り別料金に成ります注意してくださ
い」と言われた、鍵を受け取り部屋に向かう途中にカルカラが「ここでゲ-ムの特典
を発動します。私とユウタが同じ部屋で寝ます良いですよね」と言い出した、それは
約束だし全員が納得したので303号室に俺とカルカラが入り、307号室にカタリナとエ
リナスが入る事にした、夕食も終わり303号室に4人が集まり今後の話し合いをして決
めたのは帝国周りでユウタの最初の町に行くと言う事に成った、その間に有るダンジ
ョンにはその時の状況次第で潜ることにして居た、話し合いが終わりそれぞれが帰る
が今俺とカルカラが二人で居た、これは危険だ俺はカルカラが迫って来たら堪えきれ
る自信がないからだ、あのマシュマロの様な二つの丘に埋もれたいとは想像してみた
だけであそこが熱く成る気がした、二人で暫くは話をして居て俺が聞いた「カルカラ
はどうして俺が良いと思ったの」と聞くと、最初に見た時にビビッと来てこの人だ私
の旦那様はとなった」それからあの事件を解決して呉れ益々自分の確信が正しいと思
ったそうだ、そんな話を聞いてから二人は休むことに成ってカラカルは決意して居
た、絶体今日は結ばれる様にと思い先にベットに入って待つ事にした、其処にユウタ
がベットに入って来たのでカルカラはユウタの手を取って自慢の胸に誘った、ユウタ
は一瞬その行為に吃驚したがある程度予想はして居たのでここは男の子だ据え膳は頂
くしか無いと思って居た、カルカラの胸は弾力が有り揉むとまるで記憶に有るプリン
の様にプルンとしてそれだけで猛りだしもう止められなかった、それからは朝までに
3回もしてしまったがカルカラもそれに答えて居た、二人は完全に夫婦に成って居たし
カルカラはそれだけで幸せだった、次の日ユウタはカルカラと夫婦に成った事をカタ
リナに伝え了承して貰いその後図書館に来ていた、図書館には俺とカルカラと二人で
来ていたがカタリナとエリナスは本に興味が無いと言う事で別行動に成って居た、カ
ルカラは獣人だが冒険者ギルドの受付に成る位なので結構博識だった、俺は受付で二
人分のお金と委託金の金貨2枚を渡して魔法の本と錬金術や付与魔法についての本の
場所を聞いて居た、錬金術と付与魔法は最近使える人が減り詳しい本は無いと言われ
たが、初歩の説明位なら有るのでそれにして下さいと言われて納得した、魔法は時空
魔法と闇魔法に影魔法を重点的に調べて行き、錬金術は鉱石の錬成から究めると剣や
魔造具の作成も出来る様に成ると書いて居た、付与魔法は殆どが謎でダンジョンや遺
跡で偶に見つかるア-ティファクトに付いて居る位で、現在では付与魔法が使える魔
法使いは居ないとされて居た、カルカラはその頃この世界の大まかな地図を見付けて
記憶して居た、持ち出したり書き写したりはご法度の為に覚えてから書き出す事に成
って居た、二人は14時ごろまで昼食の事も忘れ没頭して居てお腹の鳴る音を聞きやっ
と図書館を出て来た所だった、図書館を出て二人で食堂を見付けて入り食べ終わり
待ち合わせ場所のギルドに向かった、ユウタは今でも付与と錬金は使えるが此処の図
書館に寄り知識が増え使える事が多く成りそうに感じて居た、カルカラは図書館を出
て食堂で地図を書き上げて居た、イクランド王国とルクトバス王国を合わせた位がア
ルトバス帝国でその大きさがわかるが、今の帝国の帝王は常識のあるご仁で世界が安
定して居てるが帝王は既に60才を越えているそうだ、そんな事で帝王がもし変われば
どうなるか判らないしと言うのがカルカラの意見だった、俺は早く安定して生活でき
る所を探さないとと思いながらもまだ無理そうで、今の帝国の状況を見てから今後の
方針を考える事にしたい、そんな事を考えて居ると冒険者ギルドに着いて中に入ると
先に付いて居たカタリナとエリナスが居た、二人の傍には男性が居てその男性が名乗
った「私は当ギルドを任されて居るウイルソンと言う者だが、折り入ってヒカリの楯
に頼みがあると言うか依頼を受けて欲しいのだ」と言った、「予めお二人には話した
がユウタ殿とカルカラ殿には説明するために此方に来て欲しい」と言いながら応接室
の様な所に当された、「其処で改めて説明させてもらう」と言いながらギルマスが
話し出した、「王都の南に有る山に竜が住み付いた様で時々飛んで居る所が目撃され
て居る。今の所は被害は出て居ないが何時なんどき攻撃をして来るか判らないし、目
撃情報からして白竜の様で大きさは40m~50mも有り多分エンシェントドラゴンだろ
うと推測して居るが、わが国の冒険者にはAランクチームが居ないのが現状でヒカリ
の楯に頼むしか無いのだ受けて呉れるだろうか、その成果はドラゴンを何処かに追っ
払うか討伐するかの何方かだが、成功するとSランク認定と白金貨3枚が成功報酬に成
るが期限は1カ月を予定して居る。受けてもらえそうだろうか」と言った、俺はもう
少し詳しく聞きたいと言うと「分る事は言えるが」と言って「何でも聞いてくれ」と
言った、俺が「白竜がこの山に来た理由は分かって居るのかい」と言うと、「それは
今の所分かって居ない」と答えてきた、「白竜が襲って来ないのは撫でか理由が有るの
か」と聞くと、厳重に山に入るのを制限して居て白竜に近づかない様にして居るのと
あの山には餌に成る魔物が豊富にいるそうで、白竜が餌には困らない環境が有るので
今の所は大丈夫だが、餌が無く成り遠くまで飛んで来るように成ると想像すると何時
かそうなると国は危惧して居るそうだ、俺は4人で相談したいのでギルマスに席を外
して呉れる様にお願いして相談を始めた、先ず俺が「この依頼受けようと思うと言う
のは白竜に会って見たい、多分白竜位に成ると人語は話せると思うし知識がどれだけ
あるかもわからないので聞いて見たい」と言うと、「それは私も聞いて見たいしこの
世界が何時頃出来たのかとかを聞いて見たい」と言ったのがカルカラだった、他の二
人はユウタに任せると言った。
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