第34話 王都ルクバス再訪の途中


 カルカラのレベリングもほぼ終わり、宿で1泊して明くる日にトトルの冒険者ギル


ドの談話室を借りて相談して居た、次の目的地を決める大事な相談だが俺の意見が通


り目的地が決まったのはこの国の王都ルクバスに行く事だった、俺は遣り忘れた事が


有ったのでもう一度行く事にしたのだが皆が賛成して呉れた、それは大きな町に来た


時は図書館に寄り調べ物をする事だった、この事は俺に取って大切なことで世界の常


識と非常識をマスタ-する為の行事だった、ここで俺の秘密を話す為に結界を張した


漏れない様にして喋り出した、「俺は3人に言って居ない事が有る3人が俺の話を信じ


るかどうかは3人に任せるが、俺の今から言う事は他言は絶対にしないと約束して欲


しい分かったかい」と言うと3人は分かりましたと言って約束した、「俺はこの世界の


生まれでは無い別の世界から遣って来た様だ、そしてその世界では何かの事故で死ん


で仕舞い魂だけに成って来たみたいで、此方に来た時に丁度と言うかこの体の持ち主


が死んだ所に偶然辿り着きその体に入って仕舞った、当初俺は何も覚えて居なくて昔


の事も分からずこちらの事も分からない状態で、町にたどり着き何とか生活をして行


き生活をする為に冒険者に成り徐々にレベルが上がると過去の記憶が蘇りだした、


そして俺は異世界から来た特典を持って居て全魔法属性と創造魔法と言うとん


でもない魔法を持って居た、そしてもう一つが創造神の加護を持って居る事だ、いつ


どこで出会ったのか覚えて居ないのだが俺は持って居た事とこの世界の人の数倍のス


テ-タスの上昇能力も有る様だ、こんな所だが3人は信じる事が出来るかい」と言う


と3人共に信じると言った、「まあこんな所だ俺には変な力が有るのは本当だ、そして


俺はこの世界で生きていく為に俺は何不住しないで生きていける様にしたいそれが


今の目標だ」と言って締め括った、それからギルドを出て王都に向かってヒカリの馬


車で走り出した、3人は暫くは静かだったが1時間も立つと賑やかに成って来て終いに


は3人で俺を脅して来た、3人共嫁にしなさいよと迫って来たので俺は一番最初の町に


女を二人待たせていると言うと、じゃ5人ねその町には何時帰る積りなのと言い出し


た、俺はその町を出て来る時に2年か3年帰らないと出て来たが、ここ迄で約1年が過


ぎて居たが此処から王都によってから帝国周りで行くと後1年は掛りそうだ、そんな


事を考えて居るとカタリナがユウタ「私が第一夫人で良かったの」と聞いて来た、俺


は一瞬考えたがHは一番だったので順番で行けば第一夫人に成ると変な考えが纏まっ


た、今の所はHはカタリナだけなので暫くは我慢が俺を大きくする筈だ(どこが)、俺


はカタリナに言った「カタリナは俺の一番を受け取ったので、やはり第一夫人で良い


んじゃ無いかと思う」と言うとカタリナは嬉しそうにした、なので暫くはカタリナだ


けで出我慢するそんな下な事を思って居るとゴ-ルトンに着いた、ここで一泊してか


ら王都に向かうが宿を見付ける為に走って居ると屋台の焼き串や見付けた、小腹も空


いて居たのでヒカリに止まる様に言って道の端に止めた、焼き串を一人2本づつ買い


銀貨16枚を支払い尋ねた、この辺に宿は有るかいと聞くとおじさんはここを真っ直ぐ


王都街道を行くと数件有るよ、あと10分位走ると見えて来るからと教えて呉れ「あん


たらは何処から来なすった」とちょっと訛った言葉で聞いて来た(人に言えんけど)


俺はそれに答えた、「俺達はイクランド王国から来たんだよ」と言うと、「そりゃまた


遠くだな気を付けれ」と言った、俺は「ありがとう」と手を振りながらヒカリに行こ


うかと言うと、ヒカリが念話で(私の串は)と言って来た、俺はヒカリの事を忘れて


居たので「ご免忘れて居た」と言う(じゃぁ、今度美味しい魔石が手に入ったら私に


下さい)俺は其処で「美味しい魔石?、魔石て美味しいの?」と聞くと、(美味しい


のと美味しく無いのが有る)と帰って来た、「分かった美味しそうか如何か又聞く


よ」と言って置いた、10分程走ると3軒の宿が有る様で馬車が置けるかが第一候補に


成るので1軒目で聞くと、部屋は空きが有るが馬車置き場が満車になったそうで次の


宿に来た、ここも馬車置き場が満車だった馬車は大体10台位の置き場が確保されてい


るが、ここは帝国やダンジョン都市トトルの中継地点な為に商人が多いので馬車移動


が多い、馬車置き場から満車に成るのは仕方が無い事なのだと思い3軒目に行くと、


馬車が置けて馬屋も開いていて宿に入れた、馬車置き場と飼い葉をお願いして大銀貨


1枚だったが人より高い、人はダブルの部屋2つで一人銀貨7枚全部で大銀貨3枚と銀貨


1枚だった、夕食は5時から出もう直ぐだったがまだ腹には串が残って居たが食えそう


だった、この宿の名前がヤラナの眺望亭と言うだけにヤナラ海が良く見えて夕焼けが


綺麗だった、この宿は魚料理が旨くて夕食は満足の行く物だったし夕焼けが部屋から


良く見えて良い宿だった、次の日に朝食を食べて出発すると暫くすると雨が降って来


た、ヒカリに空き地が有れば止める様に言って走って居ると手ごろな空き地が有って


止めて結界を張り雨を防いだ、夕べ夕焼けが綺麗過ぎたのはこの天気の移り変りのサ


インだったのかと思いながら、夕べのカタリナとの一戦を思い浮かべて居ると隣のカ


タリナが俺の太ももをつねった、テレパシーでも有るのかと思わずカタリナのスキル


を思い出したが無い筈だった、俺の横で小さな声で俺にHと言ったニヤケタ顔がHだ


ったとか、俺は心で正解だ女の感は鋭い油断は禁物だと改めて思い直した、その日は


一日雨で馬車の中で過ごす事になった、イベントリ-から木の板を出して来て鉱石で


双六を板に書いて行った、サイコロもミスリルで作りやり方を説明してゲ-ムスタ-


トに成った、ただゲ-ムを遣っても面白味が消えていくので3人が慣れたころを見測


り10番勝負で1番になった人は次の宿での命令権が1回与えられることにした、それを


決めるとなんか目の色が変わった様に思うのは俺だけと思いながらゲ-ムを進めた、


1回目は俺が勝った当然だと思って居たらその後は1回も勝てずに9回が終わった、


ここ迄の成績は俺が1勝でカタリナが2勝でエリナスが3勝とカルカラが3勝の接戦だっ


た、最後はカタリナが勝てば3勝が3人に成りプレ-オフで3人でもう1回やる事にし


て、エリナスとカルカラが勝てば文句なく優勝に成るので其処で終了になる。


 ゲームが始まったラストゲ-ムに為るか俺は蚊帳の外だが楽しみだった、皆昼飯を


食べる事も忘れて熱中して居てこんな面白い物初めてだと言った、そしてこれ売れる


わねと言い出したのがカタリナだった、後の二人も絶対売れると保障したが娯楽の無


い世界に俺はこれを果たして売って良いのかと悩むほどだ、最後にエリナスがゴ-ル


手前の2回休みにハマりその間にカルカラが逆転勝利した、大喜びして馬車で飛び跳


ねたが馬車はびくともしない最終結果がカルカラの優勝で終わり、「何を望みます


か?」と言う俺の質問に、カルカラはゆっくりと王都に着くまで考える楽しみを味わ


いたいと言って回答を保留した、それから皆お腹が空いた事を思い出したのか夕食を


作り出した、俺はヒカリに飼い葉と水を上げて手持ちの魔石を見てシャドーパンサー


の魔石を見せると、ヒカリが(美味しそうな魔石)と言って俺の手からパクと一口で


食べて仕舞った、するとヒカリの体が光出して消えたので鑑定すると、


    ヒカリ ハイホ-ス  雌  18才  レベル40


 HP  550

 MP  180


 スキル  浮遊 念話 影魔法


 浮遊 レベル5 ・浮遊出来る ・空中を歩ける 


 念話 レベル5 ・念話が出来る(500m以内なら出来る)

 

 影魔法レベル1 


 光にシャドーパンサーの魔石を上げると影魔法が出来る様に成って居た、俺は驚い


たが「今後も良いのが有れば上げるよ」とヒカリに念話して置いた。

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