第20話 王都からの出発
俺はイクランド王国の王都を出発してルクトバス王国に行く積りにしていた、その
為の馬車を買い馬も買い馬に名前を付けて見た、馬は多分女の子の様でヒカリと名付
け馬車もヒカリの為に改造して見た、馬車にクラビデを掛けて馬車を軽くして車輪を
改造して車軸を変えてベアリングを付けてみた、車軸を変えた序でに板バネを付けて
クッションを良くして、馬車の中を拡張した今は二人乗りだが俺が寝ると頭が閊え
た、ほぼ3畳程の広さにしたがもっと大きくすれば出来たがこれ位が丁度いいと判断
した、これで明日出発する予定でヒカリの為の食材も購入して置いた、次の日は朝か
ら旅日和でヒカリの馬車に乗って王都を出て来た、王都から西に行く事約600km程
で小国の一つイガルタ国に入るが、其処の王都迄はそこから300km程の距離だと思
う。
900kmの旅が先ず始まりトランコ海を眺めながら行くのは気持ちが良かった、ヒカ
リは賢く直ぐに名前を覚え良く言う事を聞いて呉れた、ヒカリには結界魔法を掛けて
置いたこの魔法はそんなに強力では無いが常時魔法で一度掛けると俺が解除しない限
り効いて居る魔法だった、効果は弓矢位は弾くが魔物とかに襲われると辛いとこがあ
る魔法で、俗に言う無いよりましの魔法だったが俺の力が上がれば強く出来るはずだ
った、王都から最初の大きな町はトールンでそこまでは2日程で着く距離だった、ヒ
カリは牝馬だが体が大きくて力強いので軽く1日100kmは進みケロとして居たが、1日
目は海辺の広場で馬車を止めて1泊した、ヒカリの手綱は外しているが馬車の傍に居
て離れない賢い子だった、2日目にトールンを過ぎて次の町ゴライトに向かった、俺
は基本野宿で馬車の荷台で寝て居たテーブルが御者席に取り付けて有り、拡張したの
で広さは十分にあったし毛布を下に2重に敷て居るので温かい、4日目にゴライトを
過ぎてイガルタ国に入りここからはこの国の首都までは300km程の距離だった、6日
目に入り小国を進んで居たら前方で馬車がオークの群れに襲われて居た、商人の馬車
の様でオ-クは30匹程居る様で既に数人が倒れて居た、俺が来た時には怪我をした1
人だけが如何にか生きて居たが俺がオ-クを倒し切ると気絶した様で、俺がハイヒ-
ルを掛けて傷は治したが意識は戻らずに馬車に乗せて休ませたが、商人の馬車を如何
するか悩んだが馬車の荷物は全部収納して置き、冒険者のタグを取り死体は全部穴に
埋めて置いた、馬車はそのままにして置いたがその内に魔物に荒らされ仕舞には見る
も無断な瓦礫に成ってしまう。俺はヒカリに何処かに止めれる場所に止めて呉れと言
うとヒカリはひひひ~んと鳴いた。
そこから2km程の所に広場がありヒカリは其処に馬車を入れた、俺は荷台の人物の
様子を見に行くとうっすらと目を開けて居たが、自分がどうなったのかまだ状況が分
からないのか虚ろな目をしていた、俺は何か口にするかもと思い果物を絞ったジュ-
スを出して見た、如何やらこの冒険者は女性の様で髪は短くしているが女性の特徴が
見て取れた、俺はまだ時間が掛ると判断して夕食の準備に掛った、竈を作り鍋を掛け
てス-プを作り始めた、ヒカリには桶を2つ出して1つには水をだしてもう1つには飼
い葉を入れ塩の塊を入れて置いた、竈ではオークの肉を焼いて居たが又増えたので
300年分は有りそうだった、肉は俺のイベントリ-に入れた時に魔法が発動して解体
されてしまうので、解体したくない場合は別の所に入れて置かないと行けないと言う
か、俺がこれは解体しないと思うだけなんだけどそれをしないと全て解体されて、
部位ごとに別れる様に設定をしていたので今度干し肉かスモ-ク肉を作る事にした
い、そんな事を考えて居ると女性が起きて来て「助けて呉れてありがとうございま
す。」と言って泣き出した、「そして他の連中はどうなりましたか?」と聞くので
俺は言った、「他の方々は全員死んでいた、俺がもう少し早ければ助けられたのだ
が」と言うと、女性は又「ありがとうございます。」と言って「私はカタリナと言い
ますDランク冒険者です。」と言った、「俺はユウタと言います。一応Aランクの冒険
者です」と言うと、「やはり強いと思いました、私は意識が薄れる前にあなたがオ-
クを殲滅するの御見届けて意識を無くしましたが、微かに覚えて居ます貴方の強さ
を」と言いながら、「私たちは5人のDランクチ-ムでした商人を護衛してここの王都
ヤボルに向かって居ましたが、オークが30匹程も出て来て一気に囲まれて終いどうす
る事も出来ずにあの有様です。」と言った、「あの4人の中に私の兄が居たのですが
私を守ろうとしてオ-クのこん棒で殴られて、首が変な方に曲がって居たのですが私
は如何する事も出来ずに無我夢中に剣を振り回しただけでした」と言いながら、「私
はこれからどうしたら良いのか、行く当てもないし唯一の肉親の兄も無くしたし」と
塞ぎ込んでしまったので、俺は「何時までもここに居て良いよどうせ1人旅だし」と
言うと、彼女はちょっと考えて「暫くお世話に成ります。」と言った、俺はどうど
気楽にして下さいと言ってから、「俺は旅をしていてルクトバレス王国に行こうとし
て居ます。もしいい所が有ったら言って下さい其処に向かいますから」と言って置い
た、そして焼けたステ-キとパンと果物サラダを渡して一緒に食べて、ヒカリにも果
物を上げてから早いが寝ることに成った、馬車に入るとカタリナが「この馬車見た目
より広く無いですか」と言ったが、俺が「気の所為ですよそんな気がするだけです」
と言って置いた、その日の内にヤボルに着いたので宿を探して見ると、見つかり馬車
も置けると言うので泊まることにした、ヤボルには傍にダンジョンが有り冒険者も多
いし小国と言っても国の首都だ人口もそこそこ有る様でギルドで聞くと、35万人が住
んで居るそうだ其処にダンジョン目当ての冒険者が居るし、ダンジョンから出る物資
や魔石を求めて商人も来るので常時40万人位はいる様だった、俺はダンジョンに興味
を持つてしまったダンジョンが好きらしくダンジョンの話を聞くと潜りたくなる癖が
有った、俺はカタリナに言ってダンジョン潜ると言うとカタリナも行くと言うので、
鑑定しても良いかと聞くと良いして欲しいと言った、一度もした事が無いそうだステ
-タスは個人でも見れるが、HPとMPと年齢と名前と性別に種族が見れる位で詳しく
見たければ鑑定師か教会の鑑定を受けるからしい、ユウタは鑑定も出来るのねと言っ
て御願します。
カタリナ 18才(人族) レべル13
HP 115
MP 110
スキル 水魔法 家事
水魔法 レベル1
家事 レベル3 美味しい料理が出来る
俺が鑑定して見るとカタリナは水魔法のスキルが有った、それを言うと「知らなか
った知って居てレベルを上げて居れば兄を助けられたかも知れない」と言いながら又
泣いたので「それは仕方が無いよ、貴族か商人の豪商の家に生まれないと鑑定何てし
ないし」と言うと、「そうだよねユウタはどうしてわかったの?」と言うので俺は
特別なのさと言って置いた、なのでギルドで情報を仕入れる為に来ていたが良い情報
は無かった、只今の最深は55層だそうでここのBランクチ-ムが記録を持って居るそ
うだ、その情報だけ仕入れて宿に帰り部屋を10連泊にして貰い馬屋も10連にして貰っ
た、ヒカリの所に行くと撫でか分かりましたと言う風な気が見えた、ヒカリを鑑定す
るとヒカリは馬では無くてハイホ-スと言う種類で、馬にも何種類かあってハイホ-
スは成長するそうだレベルが5に成って居たしHP50有った、今度魔石を食べさせてみ
るかっと考えた成長するかも知れないと秘かに思って居た。
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