第16話 王都への飛行
俺は歩いて王都に向かって居たが時間が掛り過ぎる事に嫌気が差し飛行魔法のフラ
イを夜に試す事にした、視力強化で夜も見える様に成るのでフライでどれだけ飛べる
のか試す意味もあり遣る事にして歩いて居た、直ぐ夕方に成るので先に夕御飯を食べ
る事にして、広場を見付けて暗くなる前に済ませて置く事にしないと暗く成ると漆黒
の様に成るのがこの世界だ、素早く夕食を済ませてサ-チを掛けるとこの周辺には人
が居ない事が分かり、飛び出した服はなるべく黒っぽい服装にしていたしこの位に成
ると誰も歩いて居ない、スピ-ドは感覚で言うと50km位は出て居そうなスピ-ドで
良い感じに飛んで居たが2時間程飛ぶと落ちて来た、今は2時間が限度の様で道から逸
れた藪の傍に降りたので家を出して見た、これはダンジョンの中で作った奴で中は何
も無く箱の様な形だが防御力は高い、中で寝て朝まで寝ると十分な睡眠が取れる時間
だった、2時間程飛んで100kmは進んだがフライのスピ-ドが遅いしもっと効率の良
い飛行魔法が出来ないか考えて行く事にした、それとやはり昼間でも飛べるように体
を透明にするか何かいい魔法が無いか考えたい、其処から夜に人目を避けて飛行を繰
り返し2時間飛んでは休みを繰り返して、王都迄の約1400kmを進んで来た最後の方
では飛行のスピ-ドも上がり時速100km(体感)位に成って居て、飛行時間も4時間
は飛べる感じには成って来てたが7日程で王都に到着したのでそれ以上は体験して
居ない。
王都にやっと着いた、門衛が検査をしていて其処に大勢が並んでいた、その列に並
んで順番を待ちながら前の人達の様子を窺うと、俺の前に並んで居たのは近くの村の
住人で村で取れた野菜や豆ボアの干し肉を売りに来た村人3人らしく、この前に来た
時は全部売れて結構なお金に成ったが今回は如何だろうと言う様な会話や、最近村の
近くで魔物が良く見かける様に成ったので討伐して貰う様に頼みたいや、その前は商
人のグル-プの様でシシルのダンジョンで取れた魔石と近くで取れた魔物の毛皮を仕
入れて来たんやとかの会話が聞こえて来た、その様子を聞いて居るのが楽しくて聞き
耳を立てて居たが、前の組が門衛に呼ばれて行きその次が俺でタグを見せると通さ
れてすぐに王都に入れたのでさっきの村人に、冒険者ギルドの場所を聞き今はそちら
に向かい歩いて暫く歩くとギルドが見えて来た、其処に入り掲示板を見て見るも
時間的な事も有るのか依頼は少ない様に感じたが、受付に声を掛けて見る事にして俺
が「今日は、俺はユウタと言います。Bランク冒険者ですがアゴランから此方に来た
ので挨拶と言うか、連絡をしとこうかと思いまして」と言うと、受付嬢が「それは丁
寧にありがとうございます。此方に滞在すると言う事でよろしいですか?」と言うの
で、俺が「そうです暫くは居ますが又行くときは声を掛けます」と言って、「宿を出
来れば紹介して欲しいのですが」と言うとユメカノ亭と言う所を紹介して呉れ場所も
簡単な地図を呉れ序でに図書館の場所を聞くとその宿から暫く王城の方に行くと
有るそうだ、俺は教えて呉れた受付嬢に礼を言って宿に向かった、教えて呉れた
宿はギルドから3km位在ったが直ぐに見つけて入ると、受付に居たおばさんが「入ら
っしゃいませ泊ですか」と聞いて来たので、「泊まれますか」と聞くと「はい、泊ま
れますよ。1泊朝夕付きで銀貨8枚です」と言った、俺は取り敢えず10日でお願いして
大銀貨8枚を出した、その女性が「私が女将のユメカノと言います。よろしくお願い
いたします。」と挨拶して呉れたので、俺も「ユウタと言います。暫くお世話に成り
ます」と返して置いた、鍵を受け取り部屋に向かうと2階の角部屋だった、部屋は6畳
位の広さでベッドと小さいテ-ブルと椅子が1脚の多分普通の部屋の様だった、俺は
まだこの世界の常識を知らない宿もミライラが居た宿だけだしと思って居た、ここ王
都は聞く所によると人口が150万人位居るそうで、城壁の長さが30kmから35km程有
り人口で言えば帝国の帝都とほぼお同じで、町の大きさもこのイクランが大きいそう
だと言うのはこの町の警備する役人で、実際は分からないそうだが大きい事は確かだ
った、ここから少し北にダンジョンが有りここから少し離れたシシルにもダンジョン
が有るそうだ、近くにダンジョンが2カ所あるし森がせりだして来て居て魔物も良く
出て来るそうで、冒険者は仕事が多いそうだし依頼も多いと言う事だった、ここの宿
も夕食は17時以降と朝は6時以降と成って居た、俺は今日は早い目に寝て明日は図書
館に行く積りで常識と魔法のヒントを探したい、次の日に宿の朝食を食べて外に出て
来た図書館の有ると言う方に歩いて行くと、宿から30分位の所に有ったがまだ時間が
早く開いて居なかった、仕方が無いので通り過ぎて行き王城の方に歩くと見えて来た
のが白い石作りで魔法が掛って居るのか綺麗な白で汚れが無かった、見惚れて居ると
警備に止められてここからは許可の有る者だけが通れる様で帰える様に言われた、
其処から引き返すと図書館が開いて居たので入り、入り口で金貨1枚を預け大銀貨1枚
の入場料を支払い入った、大体の置き場所を聞き其処で探して備え付けのテ-ブルと
椅子に座り読み始めた、最初に読み始めたのがゴイランド大陸の常識と非常識と言う
本で、この世界では貴族が偉くて庶民が貴族を敬う事と貴族は妻を多数持つ事が常識
で、非常識な事は色々と書いて居たが俺には理解できなかったし何の事かも分からな
かったのは、俺に常識が無いから分からない事だらけだったが常識は分かった、
次に魔法の本を開いて読んでみると透明魔法にインビジブルと言うのが有るそうで、
それを習得したいのと光魔法にリバ-スと言う再生魔法が有るそうだが、現在では失
われた魔法とされて居たそれで言うと転移も失われた魔法に成って居た、後は相手の
魔法を跳ね返す魔法リフレクションや相手の魔法力を吸い取るドレインや、状態異常
を直すデスペルや光魔法のエクストラヒ-ルと言う物が有るそうだった、今回は可成
り魔法に関しては良い勉強になったが常識は難しいが馴れだと感じた、図書館を出る
と昼過ぎだった宿の方に向かい食事処を探した、探して居ると看板が有った魚料理マ
マグロと言う名前の店が目についた、俺は入って見たその懐かしい様な名前の店に
入ると席に案内されて、「何に為さいますか」と言われたので「魚料理のお勧めは有
りますか」と聞くと、「有りますが大銀貨1枚します」と言う返答に俺は「それを下
さい。」と言って大銀貨1枚を渡した、すると「少々お待ち下さい」と言って厨房の
方に引き上げた、それから10分程待つと出て来たのが魚の煮つけとすましの様なお汁
とパンが出て来た、魚の煮つけは絶品で俺はこの世界に来て初めての魚料理がここで
良かったと思った、俺は今後も来る事にしたが米が有ればもっと美味しかったと悔や
まれたが今後の課題として置いた、俺は店を出る時に美味しかった又来るよと言って
金貨1枚をチップに渡してしまった。それから宿に帰り瞑想しながら図書館で見付け
た古の魔法を思い出していた、先ずはインビジブルだがこの魔法を覚えると昼間でも
フライで飛べるので、魔力を練り体が透明に成る様にイメ-ジをしていると、自分
でも不思議なことに体が透けて来てほぼ透けてしまった時にピロンと鳴った、その次
がリバ-スだったこの魔法は試すのは躊躇われた、なので今後魔物で試す事にした
エクストラルヒ-ルもそうだった、この二つは後日森か何処かで試す事にして、リフ
レクションを試す事にして魔力を練りイメージして行くとピロンと鳴った、俺はリフ
レクションと唱えると透明な楯が出て来たそれに水魔法を撃つと跳ね返されて自分に
掛った、成功だドレインも試すのは今度にするが魔力を練りイメ-ジをする事は可能
だったこれもピロンと鳴った、次はデスペルだがこれも試すのは難しいが魔力を練り
イメ-ジは出来たピロンと鳴った、リバ-スとドレインとデスペルとエクストラヒ-
ルは今度機会が有れば試す事にした。
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