第15話 アゴランからの旅立ち


 俺がアゴランのダンジョンを制覇してマスタール-ムから入り口に転移して来た時


に、入り口付近に何やらしている数人の人が居たのが分かり、ここは顔を合わすのが


不味いと判断した俺は町の外に転移した、俺はレベルが上がり転移の距離も伸びて居


たのが良かったと思った、一旦町の外の森付近に転移して町に入り直してそのままギ


ルドに寄ると、何やら騒がしかった俺が近づいて行っても相手にして呉れそうに無く


て、俺はマロンドさんの所に行く事にして買取窓口に来た、マロンドさんに何が有っ


たのか聞くと「ダンジョンがどうやら制覇された様で、入り口の石碑が一時ストップ


して終いダンジョンの表示が消えてしまったそうだ」とマロンドさんが教えて呉れ、


俺はなるほどと思いながら入り口の石碑にはダンジョンが何層有るか表示が有った様


で、俺は全く気が付かなかったが前は50層だったのが今回石碑が復活した時には80層


に成って居たそうで、誰かが制覇したのでコアが30層増やした見たいだと言う事だっ


た、俺がマロンドさんに「誰が制覇したのか分かったのですか?」と聞くと、「それ


がまだダンジョンから誰も出て来ない様で今確認して居る所だ」と言った、俺はマロ


ンドさんに「買取は出来ますか」と聞くと、「あぁ、できるよ」と言ったので籠に魔


石を入れて行ったハイオ-クが5個とオ-クが35個とオ-ガが29個の魔石を出して置


いた、マロンドさんがそれを持って奥の部屋に入り出て来た時には白金貨1枚と金貨


26枚と大銀貨5枚の入った袋を持って来た、俺はそれをカバンに入れてギルドを出て


来て俺はそろそろ次の町に行くかと口に出した、宿に帰り部屋で考えて居てここに来


た時は記憶が曖昧で自分が何者かも分からず、どうして居たのかも分からなかったが


何とか生き残り、レベルが上がるにつれて記憶が戻り覚醒してきた感じがして、今ま


で来たがまだまだ俺はこの世界の事を知らないし常識も知らないので王都に勉強に行


く積りで行く事にした、それとこの国にはダンジョンが後4か所有るそうでそこにも


行きたいと思って居た、17時の鐘が鳴ったので食堂に降りて来ていつもの様に平らげ


て部屋に戻った、次の日にグライトンさんの所に来ていたそしてこの町を出る事を告


げて見た、するとグライトンさんも「若いときは旅をして苦労する事が大切だそして


戻って来い」と言った、ウナリーゼは「良いな男はと言いながらいつ頃戻る」と言う


ので俺が「3年後位かな」と適当に言った、するとウナリ-ゼが「じゃ、待ってる」


と言ったので俺は「えぇ?、」と為ったがスル-した、そしてギルドに来ていて食堂


でジュ-スを頼み飲みながら周りの喧騒を聞いて居たら、昨日の話が話題に成って居


て結局誰が制覇したのか分からずにあの後もダンジョンからは誰も出て来ずに、今日


になった様でまさに狐に騙されたようだと話しあって居た、俺がマロンドさんの所に


行くと声が掛った声の主はマロンドさんで「よぉ、どうした」と言った、俺が「明日


この町を出ます」と言うと、マロンドさんが「マジか、で何処へ行く気だ」と言うの


で、「取り敢えず王都に行こうと思って居ます」と言うと、「そうかお前と出会って


10カ月位立つからな、旅の途中に立ち寄ったと思えば長いこと居たもんだ」と言いな


がら「元気に暮らせ」と言って呉れた、俺はこの人を兄みたいに頼って居たが其れも


今日までだ明日からは新たな世界に飛び込む事になった、と大げさに考えたが最初の


頃と今では大きく違うが其れは余り公にはしたく無い、昼過ぎに宿に帰って来たら受


付にミライラさんが居たので、明日朝にこの町を出て王都に行く世話になった又何時


か戻って来るまで達者でと言うと、ミライラさんが「マジか、私を置いて行く積り


か」と言いながら、「私を連れて行ってと言って来た」俺は「マジか、」と言いなが


ら「何で俺?」となった、するとミライラさんは「私はあなたを初めて見た時にビビ


ッて来たのこの人だと」言いながら「私を連れて行って妻にして下さい」と逆にプロ


ポ-ズされてしまった、「俺で良いの」と思わず言って居たが、ミライラさんは本気


の様だったので俺もミライラさんは嫌いじゃないし良いけど、「旅は辛いかもよ」と


言うと、「そうよね辛いよね多分」と言った、王都に家を買う位に成ったら迎えに来


てと言い出した、俺はウナリ-ゼの事も有ったので3年位掛るかもよと言うと、ミラ


イラさんは「待は、私今17才だから3年したら20才だし丁度いいわ」と言った、と言


う事でミライラさんがここで待つことに成り俺は安堵した、次の日ミライラさんに見


送られて宿を出て来て門まで来たらウナリ-ゼさんとマロンドさんが居たマロンドさ


んが小声で「ダンジョンを制覇したのお前だろう」と言ったので驚いたが、俺は否定


もしなかったのでマロンドさんが確信した様だった、そしてウナリ-ゼと握手して又


戻って来ると言うと「待って居るからね」と言ってから、「私ドワ-フだからちょっ


と長生きだから何時までも待つよ」と言った、俺はマジかと思ったが心に仕舞って置


いた、そして門を出て旅に出る第一歩を出した。


 旅は順調でアゴランから200kmの距離にある町ストルを目出していた、俺は街道


で時々出会う馬車に冒険者が付いて居るのを見かけて居た、其処で俺はストルに着く


と考えが有ったそう護衛だ、ストルには後3日程で着くので其処で一度探して見て有


ればそちらにするし、無ければ歩くしと考えて居たが王都迄は歩きで後20日は掛る筈


でとに角スルトで確認する事にして見た、3日後にストルに着きギルドに向かうと


夕方の16時には多くの冒険者が護衛の帰りかギルドに居た、其処で依頼掲示板を見る


と時間的な事も有るのか殆ど無くて、受付で聞くと「護衛の依頼は朝に来てその


後直ぐに埋まって行きます」それと「殆どがDランクかCランクの依頼であ


なたのタグを見るとBランクの方は護衛には不向きです依頼料が高すぎます」と言わ


れた、Bランクを雇うと1日最低でも金貨1枚は居るそうで、Dランクだとチ-ムで1日


金貨1枚だと言う事で護衛は殆どがDランクチ-ムの仕事に成って居るそうだ、俺はな


るほどランクの高いのも良し悪しと言う事ですかと納得した、その受付嬢が「スルト


からモカト迄馬車が出てますが如何ですか」と言って来たが俺は歩く事にした、俺は


受付嬢に「この町に図書館が有りますかと尋ねた」受付嬢は、「この町には図書館は


無いのですがギルドの図書室ならありますよ」と言って居たが俺はありがとう又にす


るよと言って宿を探しに行くとこにした、宿は直ぐに見つかったこの町は街道の要所


で道が交差して居て交通量も多く宿も多い、この町はから西に行くとダンジョンが有


る町ロントに着くが400kmは有るそうだ、南に行くとモカトと言う町に着くそうだが


200kmの距離で歩くと4日掛り、モカトからは海沿いの道に成るので景色は良いそう


だがトンコロ迄が300kmだと言う事で、俺は考えたこの世界は移動に時間が掛り過ぎ


るのが嫌だった、俺は試しにフライで飛ぶ事にして日が落ちてから飛んで見て、目は


視力強化で見えるしスピ-ドはどの位出せるか分からないが試す価値は在る筈だ、今


日は宿も取ったしここに泊まり明日から試す事にして休んだ、次の日宿を出て街道を


南に歩き出したサーチを掛け乍ら進み頭のマップで時間を確認して昼にした、昼は当


然オ-クのステ-キとパンと果物と言った定番だった、オークの肉はまだ腐るほど有


る(腐らんけど)一人が食べる量では無くて200年位掛りそうだった、偶に別な物を


食べたいしと思いながら食べ終わり又歩き出した、結構人は歩いて居てこの世界には


馬車で無ければ歩きと相場が決まって居た、だから歩く人は結構多く居たし馬車は商


人が殆どで時々乗合馬車と言うのがあった。

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