第7話 ユウタ初ダンジョンⅡ

 

 ダンジョンの中が暗く成って来た、一応テントは持って来ているがこの魔物が闊歩


して居る中で1泊出来るのか疑問だ、何か良い魔法を作り出さないと明日を迎えられ


なく成りそうで怖い、そうだ結界を作り出せば何とか成りそうな気がした、創造魔法


に集中して行く魔力を薄く延ばしたり引っ張ったりしながら薄い膜を作り出した、元


の世界に有ったビニールハウスの様な感じで魔力を伸ばしたが、強度が足らない気が


する強度を上げる為にはどうしたら良いのかが解らない、今は無魔法を使い結界を張


ろうとして居たが其処に光魔法に火魔法に風魔法と使える全ての魔法で創って見た、


此れなら強度も有りそうで持ちそうだが6時間が限度だった、今の俺の魔力ではそれ


が限界だったが取り敢えずそれで行く事にした、テントを張り食事を済ませて体にク


リ-ンを掛けて寝る体制に成って結界を張った、朝になった様だが俺は息をしていた


し体感で6時間寝た様だった、出来合いの朝食を出して口に入れて何とか一晩やり過


ごした、この調子では体が持たないと思い引き返す事にした今は4層に降りる階段の


手前に居たので、引き返すと1日で戻れる計算に成るので無理はしない事にした、確


かに1日で出て来れたし魔石も増えたのでギルドに売りに寄った、帰りに1回だけゴブ


リンを倒した時にピロンと鳴ったので確認するとレベルが1上がつていた、ギルドに


着いて買取窓口に行きマロンドさんに魔石を出した、蝙蝠10個とコボルト59個にゴブ


リン64個とスライム67個有った、金貨5枚と大銀貨1枚と銀貨8枚その紙を貰い受付で


お金を受け取り、マロンドさんにお礼を言い忘れたのでもう一度買取窓口に戻り、マ


ロンドさんに「この前防具屋さん紹介してもらい有難うございました。」と言うと、


マロンドさんが「ドワ-フのオヤジさん元気だったかい」と言った、俺が「ええ、元


気でしたよ。おやじさんと娘さんも」と言うと、「ウナリ-ゼも居たのか?」と言い


ながら「懐かしいな~」と言っていた、マロンドさんに詳しく聞くと最初にこの町に


来た時にグライトン防具屋に見習いで修行したそうだが、3年程修行したが一向に腕


が上がらずに修行を止めた時に、丁度このギルドで募集が有り応募したら受かりそれ


から6年経つそうだ、そんな経緯が有ったが3年間は楽しく無い苦しい時間だったが、


あそこの人は思いやりのある方たちだったそうで、この前に防具屋を紹介して欲しい


と言われた時につい言ってしまったのがグライトン防具屋だったそうだ、そんな話を


聞いた後に俺は確かに良い人達だったと思った、それでギルドから出て次のアタック


の為のポ-ションにマナポ-ションを買い宿に帰るまでに色々と買い揃えた。


 次の日にはダンジョンの入り口まで来ていた、この前は4層の手前まで行ったので


今回は10層までは行きたいと考えて入った、一応入り口の石碑に触れて入るのはこの


前と同じ感じで入って行く、この前と同じで洞窟に入って進みながらマップとサ-チ


を発動すると、頭の中に地図と魔物や魔力が反応する魔物は赤い点になり魔力反応は


緑の点に成る様だ、緑の点も今後の検証でどの様な反応に成るか見て行く事になるが


取り敢えず自分を鑑定しておいた、



      ☆ ユウタ(転生者)  男 17才  レベル30


 HP  590

 MP  570


スキル  ・全魔法属性  ・剣術  ・鑑定  ・イベントリ-特


エクストラスキル ・創造魔法  ・状態異常無効


火魔法  レベル6 ・ファイア-ボール ・ファイア-ランス 

          ・ファイア-シ-ルド・ファイア-ウォール

          ・火炎弾 


水魔法  レベル5 ・ウォタ-ボ-ル ・ウォーターシ-ルド

          ・ウォーターカッタ-・水圧縮弾

          ・ヒール ・ハイヒ-ル


風魔法  レベル6 ・空気圧縮 ・ウィンドカッタ-

          ・ウィンドシールド・衝撃波

          ・竜巻


土魔法  レベル5 ・スピア ・アースバインド・落とし穴

          ・壁作成 ・トンネル作成


光魔法  レベル3 ・ヒール ・ライト・ハイヒ-ル ・キュア


無魔法  レベル6 ・魔力操作 ・魔力循環 ・肉体強化

          ・視力強化 ・魔力纏い


創造魔法 レベル6 ・スキルポイント倍増(常時発動)

          ・魔石収集魔法 ・サンダ-ボルト

          ・魔物解体 ・マップサ-チ


雷魔法  レベル4 ・サンダ- ・サンダ-レイン

          ・サンダ-ボルト ・雷神


剣術   レベル5 ・受け流し・スラッシュ・払い切り ・十文字切り


サ-チ  レベル8 ・近くに居る魔物が分かる半径3km 


鑑定   レベル9 ・鑑定出来る(自分より高レベルは出来ない事も有る)



 前回の鑑定と大差ない様だがレベルは1上がつているし、魔法も若干増えて居た


のが分かる。


1層はこの前のデ-タ-が有るのでスムーズに進み、魔物はゴブリン12匹とコボルト


が9匹と出会っただけで1時間程で抜けれた、2層と3層も同様でスムーズに通り過ぎて


行けた、狼が16匹とゴブリンが21匹とコボルトが16匹の追加で4層に来た、3時間が経


過して居たがまだ昼には早いので4層を探索する事にした。


 この層は魔物もレベルアップしているかも知れないので慎重に進み、洞窟を進んで


行くとゴブリンが5匹で此方に来て居る様だった、マップにはっきりと映り5匹が居る


様で角を曲がると見えて来た、向こうはまだ此方に気付いて居ないので衝撃波を打つ


とゴブリンは全部壁に叩き付けられて全滅した、其処から又進みマップに意識を向け


て居ると魔物が10体近づいて来て居た、今度はコボルトの様で匂いで此方が来ている


のを感じている様で、警戒しながら来ていたが火炎弾とウィンドカッタ-を連発して


倒し切った、くねくねと曲がりながら洞窟を行くと前方に魔物が1体居る様だが、動


きが無いと言うか其処にじっとして居た、其処に近づくと蜘蛛の巣に成って居る所に


8匹程の蜘蛛が獲物を待って居た、衝撃波で吹き飛ばしてやり生きて居た奴には剣で


止めを刺した、そこから直ぐに階段が見つかったので降りて行き其処で昼にした、階


段の近辺には魔物が余り近づかないという話だが念の為に結界を張った、食事と休憩


をしてから5層に出て来た、マップには相変わらずに複雑な洞窟が表記されて居たが


まだこのレベルでは階段の位置とかは分からない、洞窟が少し大きくなった気がする


が気のせいかも知れない、ゴブリンが来た数が多く成って居る18匹居る様で数が増え


た分に対応するため洞窟も広く成った様だ、18匹纏めて衝撃波で吹き飛ばすと全部が


吹き飛んで壁に激突した、この魔法は洞窟では威力が上がる気がして便利だ、その点


火魔法が使い辛い使うと酸素が無く成り危険だと思われたし温度が異常に上がる様に


思う。18匹を吹き飛ばした時にやっとピロンと鳴った、次に来たのがコボルトだった


12匹が匂いを辿り来た様で、こいつ等にも衝撃波をお見舞いして遣ったら全部吹き飛


び魔石になり毛皮が2つ落ちて居た、其処から進んで行くと大きな部屋が有ったここ


はモンスタ-ハウスの様で、マップには映って居ないがサ-チには50匹程の魔物がこ


の部屋に居る様だった、俺は入って見たコボルトにゴブリンにスライムと狼に蜘蛛


が居る様で、俺は衝撃波を撃ちファイア-ランスで止めを刺して行った、ピロンが1


回鳴り味を占めた俺は一度出てもう一度入ると又50匹程が居た、それを全部倒した


がピロンが来なかったのでもう一度やった、すると1回鳴ったが足って来たので止め


て進んだ、其処から直ぐに階段を見付けて6層に来た、降りて直ぐに進みだして暫く


行くと芋虫の様な虫が5匹程居た、鑑定するとキャピタルググと言う名前の芋虫の


大きな奴で、毒を吐き出して来て当たると毒に侵される様だ素早く倒して仕舞わない


と周りが毒だらけに成り、毒の沼に成る事が有る様で速い目に毒に当たらない様に倒


す事と成って居た、ウィンドカッタ-を5連で倒して毒も吐く間が無かった様で、毒


攻撃はして来なかったと言うかする間を与えなかった、又進んで居ると前方に魔物の


反応が可成りの数が有りそうだった、慎重に進み角を曲がる所で見ると蟻の巣が有る


様で200匹位居そうだし、女王蟻も居る様でそこから向こうは蟻の巣に成って居た、


俺は絶対零度を使う積りだが洞窟の中なので自分も凍える可能性が有るので、先ず


は自分に結界を張り防御して使った、洞窟の中はほぼ凍り付き蟻は殆どが凍死した


様でピロンが1回鳴ったが、女王アリは生きて居た様だ冷気が中までは完全に届かな


かった様で、俺が止めを刺しに行ってウィンドカッタ-で切断したら又ピロンと鳴っ


た、其処から直ぐに階段を見付けたが此処で1泊する事にした。



 

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