第6話 ユウタ初ダンジョン!


 俺の冒険者ギルドのランクが上がった、Dランクに成ったのだ、これでダンジョン


に入れると思うと嬉しさが込み上げてくる。


此処からが俺の異世界ライフの始まりとするつもりだ。


そんなにここで喜んでばかり居られない、俺はマロンドさんに貰った地図をもとに防


具屋に行く所だった、地図の道で辿り着いた防具屋さんに入るといらっしゃいませ


と元気な女の子の声が聞こえた、俺は一瞬間違えてしまったと思ったが周りには防具


が一杯飾られて居た、その子は150cm位の身長の女の子だったががっしりとした身体


つきで見た目にも頑丈そうだった、グライトン防具屋にようこそと言いながら、「防


具をお探しですか?」と聞いて来た、俺は思わず「そうです防具を探して居ます安く


て良いものを」と行って仕舞った、すると女の子が「予算はお幾らぐらいですか?」


と言うので、俺が「金貨1枚」と言うと「分かりました。この辺りが金貨1枚で購入可


能な品物ですが」と言いながら、「これ何かどうです私が打った防具ですが」と言っ


た、そしてその防具の説明をして呉れだした、「材料に鉄と少しのミスリルと狼の爪


に魔石を砕いて居れたので、魔力の通りも良くて防御力が高く成って居ます。この帷


子と篭手を合わせて丁度金貨1枚の試作品ですがお買い得ですよ」と一気に言った、


俺は試作品と言う所に少し引っ掛かったが熱心に説明もして呉れたので買う事にし


た、「俺がこれにする」と言うと、その子が満面の笑顔に成り「やったー!」と叫ぶ


と、中から髭を生やしたこれまたガッシリとした親父が出て来て、「物好きも居る者


だな」と言いながら、「このブ-ツも付けて遣れと言ってお前ランクはD位か」と言


った、俺が「そうだDランクに成ったばかりだ」と言うと、「そうだろうな、防具も


付けて居ないし此れからの奴だな名は何と言う」と言うので、「ユウタだ」と言う


と、「おれはグライトンと言うそしてこいつが娘のウナリ-ゼだ見ての通り俺達は


ドワ-フだ」と言うと、「防具の事はこのグライトンに任せろ金が溜まったら又来る


と良い俺が良いのを作ってやる」と言ったので、「どうしてそんなに良くしてくれる


のですか?」と言うと、「気に入ったのよぉ。娘の言う事に疑いもせずに買おうと言


った男気が気に入った」と言い、俺も「分かった又来る」と言って店を出て来た、俺


は得をした気分に成って居た、このブ-ツだけでも大銀貨3枚位しそうで篭手と帷子


を買えたので、これだけ揃えたらダンジョンの浅い層なら行けるだろうと考えた,そ


ろそろ夕方に成ろうとする時間帯に成って来たので宿に帰る事にした、宿に着いたの


が5時に成って居た今日買った物はイベントリ-に入れて居たので、早速御飯を頂く


事にして食べ終わり部屋に帰って図書館での事を思いだして居た、この世界は1年が


13カ月有り1カ月が28日で364日で1日が24時間と成って居る様だった、季節は場所に


もよるが春夏秋冬に別れている様だが、この国は比較的南部にある様で冬が1月2月で


3月から5月が春に成り、6月~9月までが夏で10月~13月が秋になつて居たが、帝国や


ルクトバス王国は微妙に違う様だが大体がこんな感じらしい、それと錬禁術と言うの


が有ったが使える人は少なく成り殆ど廃れた技術だと言われている様だ、王都に


は色々と使えた凄腕が居たそうだが今から500年も前の人らしい、図書館の書士さん


に聞いた所に拠れば詳しく知りたければ、王都の図書館に行き許可を取れば閲覧でき


るそうだが可成り難しい条件らしい、俺は興味が有るが今は良いのでここでレベルを


上げてから王都へ行く事にした、そのレベルだが俺のDランクでレベルが15前後で、


Cランクでレベルが20前後Bランクでレベルが25~30でAランクが30~40位でその上


のSランクはソロだと50前後だと言う事だったが、冒険者は3人~6人でチームを組ん


で居る事が殆どなので、Bランク4人とCランク1人と言う場合でも、Aランクチーム


でグル-プでAランクと言う場合が結構ある様だ、この辺が今日図書館で調べて分か


った事だった、ダンジョンの事も調べたがダンジョンはその場所に行かないと詳しく


は分からないそうで、入るダンジョンに寄って可成り違う様だったし、魔物も違う


し魔物が落すアイテムも違うので近くの冒険者ギルドで確認する事を推奨して居た、


ここアゴランのダンジョンは比較的普通のダンジョンの様で浅い層ではスライムやラ


ビットの様に弱いまものが多く、10層からはオークやハイオ-クが出て来たり30層か


らはオーガや後半にはトロ-ルと言った魔物が出る様だ、それより下は言って見ない


と分からないそうで、今は45層までが最深らしいが過去には60層まで到達したという


記録も有るそうだが、最近では40層台で留まって居るみたいでAランクチームアゴラ


ンの翼が45層を突破したと言う事だ、俺は次の日ギルドに寄り受付でダンジョンにつ


いて尋ねた、大体図書館で調べた様な説明で特に変わり映えの無い話を聞いてから、


掲示板を見に行くと何たらの魔物の皮や爪や変わった所では、オークの金玉と言うの


も有ったのでオ-クを倒すと偶に落とす様だ、精力剤として使うそうで金貨1枚の依


頼で何個でも良いそうだが、オークが出て来るのが10層以降に成るので暫くは自分に


は関係が無さそうだったが、オークは現物がイベントリ-に一杯入って居るが使える


のだろうか依頼は薬師だった、俺は取り敢えず入って見てから考えようと思いダンジ


ョンの方に行くが、途中の屋台を見て食い物を買うのを忘れて居た事に気付いた、お


金もあまりないが買えるだけ買い入る事にしたが、ダンジョンの入り口にはポ-タ-


は要らんかいと言う掛け声が響いて居た、ソロの俺には余り近づいて来ないのは危険


な場合が多いそうでそんな冒険者には近づいて来ない様だ、そんな連中が屯して居る


所を通り過ぎると入り口が有った、其処にはギルドの職員だと分かる衣装を着た人が


二人立って居て、タグを見せる様に言って来たので俺の新しいタグを見せると、「お前


はソロかあまり無理はするなと言われた」俺は「はい、分かりました。」と答え石碑


にタッチして1層に入った、ここのダンジョンは殆が洞窟だと聞いて居たので先ずは


洞窟でOKだった、サーチを一応掛けて置いてスキルポイント倍増魔法は10倍魔法に


進化させていて常時掛けて居る状態にして居た、次々と来るのがスライムで色々な色


のスライムが居たが、魔法で倒して行き乍ら魔石収集魔法は掛けた、スライムの魔石


はレベル1なので1個銀貨1枚だが塵も積もれば精神で行く事にした、洞窟はほぼ迷路


の様に成って居たが俺はマップ魔法を作り出してサーチと融合すると、頭に地図が浮


かび上がり必要が無いときには消す事が出来た、後は罠が有るか無いかだがマップに


罠の探知も付けると魔物は赤で表示されて罠は黄色で表示された、1層ではスライム


を55匹と蝙蝠を10匹とゴブリンを5匹倒して階段を見付けた、2層に降りた辺りで昼飯


にしてパンと串焼きを食べて水は自分で出して飲んだ、休憩は30分ほど取り又洞窟を


進みだした、最初に出会ったのがコボルトだったここはまだ単体で来る様でゴブリン


も単体だった、狼も来たが単体で階段を見付けるまでにコボルト23匹ゴブリン17匹狼


6匹スライム12匹と言う数だった、3層に成るとゴブリンが3匹出て来たしコボルトも2


匹又は3匹で来て狼は5匹が最高だったがスライムは出なくなった、3層はゴブリンが


22匹コボルトが26匹狼が18匹だった、ここ迄来た時にダンジョンが暗く成って来た、


このダンジョンは外と連動している様で夜になった。


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