10.下校
長いようで早いはじめての学校が終わりみんなはどんどん教室を出ていっていた
「ねえ、景斗くんっておうちどこらへんなのー?」
「結構遠いよ、第3中学校の近く」
「え?!私県外からこの高校来たんだけど、第3中学校に近いよ!!おうち!!」
「え?まじ?」
「まじまじ!!」
これはラッキー!一緒に帰るの誘おうかな...
「ねえ景はやく帰ろ」
「あ、え?」
「はやく!」
「鈴木さんごめん!また明日...!」
「うん、またね........!」
若干鈴木さんの表情が暗くなった気がするけど気のせいか、多分…
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「ちょっと!誰あの可愛い子?!なんで私以外の子と話してんの?!」
「え?別によくない?さなだって他の人と話してたし俺だって友達つくったっていいじゃん」
「とにかくあの女の子はだめなの!!」
「いや、それはむりだ」
「どうしてよ!!」
「あの子に一目惚れしたかもしれない」
「え…?」
「俺なんかにあんなに笑顔で話しかけてくれて嬉しかったんだ。しかも可愛い。だから俺は鈴木さんともっと仲良くなりたい」
「あっそ……。もう勝手にしなよ!!私だって男の子とお友達になるもん!たくさん話してても怒んないでね!!」
「別に怒んないけど」
「ふん!」
咲奈は俺を置いて走っていってしまった
なんで?俺なんかしたか?
まあとりあえず鈴木さんともっと仲良くなれるように頑張るぞ…!でも男友達も作れるようにしないとな…
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