65-ステータスチェック・後
三匹のステータスを確認し終えるとそれぞれの朝ご飯としてジャーキーとドライフルーツをインベントリから取り出し手渡す。
嬉しそうに受けとって食べる姿を見ながらマオ達にゆっくり食べるように告げつつ、今度は自分のステータスを表示する。
「さて、俺のステータスは…と…」
【搭乗者名:ライア 性別:男 Lv.15
※年齢:28 種族:精霊龍と人のハーフ(封印状態)
※職業:共に歩む者
戦闘パラメータ
HP:1650(+400)
MP:150(+?) AP:150(+?) ATK:94(+?)
DEF:102(+?) INT:82(+?) AGI:33 APP:100(+35)/100 CH100(+50)/100
KRM:0 LUK:63
残自由振り分けステータス:20
戦闘スキル(アクティブ):封印状態
戦闘スキル(パッシブ):ソードマスター初級 lv.1、剣気 lv.1、不屈 lv.1、毒耐性 lv.1、魔力操作 lv.1、指揮 lv.1、気配察知 lv.1
特殊スキル:鑑定 lv.1、真実の眼(黒鉄よりリンク) lv.--、悪食(白銀よりリンク) lv.--
生産スキル:鍛治 lv.1、装飾品作成 lv.1、調薬 lv.1、錬金 lv.1、調理 lv.1、裁縫 lv.1、魔道具作成 lv.1
()内は種族によるボーナス値となります
封印状態のステータスは初期値が表示されます
※の内容は非公開設定されている為、NPC以外の他者には見えません】
「…ホントに戦闘スキルがパッシブ以外使えない、だと?」
ステータス画面を凝視しながらライアは呟くと原因は一人しか居らずその人物を恨めしく思うも、気を取り直してパッシブスキルの内容を確認する。
〈ソードマスター初級 lv.1(成長スキル)
詳細:剣の扱いが一定のレベルに達すると獲得出来る。剣と名の付く武器の基礎ステータスに+補正が付く〉
〈剣気 lv.1
詳細:APを自動消費させる事で剣に気を纏わせる事ができる。現在は切れ味が増す程度〉
〈不屈 lv.1
詳細:致死ダメージを受けた際に10%の確率で耐える。lv.Maxになると100%の確率で耐える〉
〈毒耐性 lv.1
詳細:毒によるダメージを減少させる。
※猛毒は現在のLvでは対象外〉
〈魔力操作 lv.1
詳細:体内の魔力を操る事が出来る。
※極めておくと後にいい事がある〉
〈指揮 lv.1
詳細:パーティーへ指揮をする際に僅かながら能力上昇の効果を与える
※極めておくと後にいい事がある〉
〈気配察知 lv.1
詳細:自身から1m範囲内に入った対象を察知できる
Lv.Maxになると敵意なども把握する事が出来る〉
取り敢えず戦闘で熟練度を上げやすそうなのは不屈以外のパッシブスキルだろう。
致死ダメージを耐えるとなるとわざと体力を削って発動させねばならないので10%となると博打でしかない。
マオの幸運値を借りる事が出来れば難なくやれそうではあるが確実では無いのでやはり難しいだろう。
「まぁ、多少でも戦闘に役立つスキルが自動発動してくれるだけでもありがたいか…」
『パパー、大丈夫ー?』
『なんや、あんまりいいスキルやなかったん?』
『若、某達が居るゆえ!落ち込む必要は無いでござるよ!』
「ありがとな…お前たち。荷物にならないように頑張るよ。さて、次は作ってもらった装備を付けてみるか」
『わーい!お披露目だー!』
マオがはしゃいでいるのを見て思わず頭や耳の付け根の部分など撫でてやると気持ちよさそうに目を細める。
羨ましそうに黒鉄と白銀が見ているのでちゃんと二匹も撫でてからインベントリを開きグローブと篭手を取り出す。
『きれーい!コレが僕が拾った奴で作ったのー?』
「そうだよ。マオが拾ってくれたって食い気味に自慢してしまったのが少し恥ずかしいけどな」
興味深そうに黒鉄と白銀が篭手を見ているが、マオはグローブの方が気になるのか小さな鼻を近付け匂いを嗅ぎながら尾を振っている。
折角だからと手にグローブを装備すると甲の部分が七色に光っている。
マオが目を輝かせてグローブを触っているのを微笑ましげに見ながら装備の詳細を表示する。
〈焔尾のグローブ(英雄級:帰属)
装備効果:ATK+20、AGI+20
スキル:軽量化(手に持つ武器を軽くする)、自動修復(損傷した場合に時間を掛けて修復する/損傷度により最大7日必要)〉
「装備に付いてるスキルはレベルが表示されないのか…。武器を軽くしてくれるなら大剣とかも振りやすくなるか?」
『パパー、僕も軽いー?』
「うん、マオは元々軽過ぎるくらいだからもう少し太ろうな?」
『はーい!』
『え、ほなわてももうちょい太らんとやない!?』
「白銀、お前は…痩せような?」
グローブを付けた手のひらの上に乗り軽いか確認してくるマオに鼻先をつつきながら告げれば、ころんと寝転がり腹を見せるので擽るように指先で撫でると擽ったそうに手足を動かす。
白銀がもっと食べてもいいというお許しが欲しそうに告げてくるのでやんわりとダメと告げながら、黒鉄が見つめている篭手を手に持ち左腕に装着する。
〈
装備効果:VIT+50
スキル:炎耐性(炎属性攻撃のダメージ緩和)、雷耐性(雷属性ダメージ緩和)、竜の怒り(ATK、INTが5分間2倍になる/HPが5%を切った際に自動発動)〉
「防御がかなり増強されるな…」
『ふむ…若、コレを使えば某が前に試した属性付与が出来るかもしれませぬ』
「片手剣に炎をまとわせた時のアレか?」
『うむ…このスキルであれば問題ない気がするでござる。多少、若にダメージが入るかもしれませぬが…』
「今度試してみよう。いきなりぶっつけは何が起きるか分からないからな」
篭手に関しては見える状態にしてしまうと人の目を引く可能性を踏まえ不可視の設定を入れる。
ラルクから貰った剣に関してはどんな効果が付与されているか見当がつかない為、王都に向かう前日に確認する事に決める。
今日はタマゴの孵化する日という事もあり何処かへ出掛けた事で予定が入らないように、屋内で使える生産スキルを使い熟練度の上がり具合を確認する事にした。
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