心がささくれだつ
亜未田久志
そういうこともある
これは日記みたいなものだ。
はっきり言って小説とは呼べない。
最近、人の愚痴が耳障りで目障りになってきた。
なんでそんな暗いニュースで盛り上がるのか理解しかねた。
どこで?
という話ではない。
どこでも。
である。
ささくれだつには、気持ちが荒み、とげとげしくなる事を指す意味もある。
多分、今、僕はその状態だ。
だから渡りに船ではないけれど。
今回のKACのお題はこれで乗り越える。
ズルしてるみたいだけれど。
そういうこともある。
で許してほしい。
連日の訃報。
3.11。
こうも続くと気が滅入る。
それは誰が悪いという話でもない。
そうここに加害者はいない。
被害者しかいない。
誰しもが持つささくれを見てるのが辛い。
これはそういう話。
たまに人里離れた場所で暮らす仙人みたいな生活に憧れる時もある。
だけど、現代社会に仙人が生きる場所は存在せず。
衛星からどこもかしこも覗かれる世界だ。
空想は失われSFは現実になる。
それは良い事なのか悪い事なのか。
フィクションを書く者の一人として。
リアルには負けたくないと思ってしまうのは間違いか。
今の自分にはまだ答えは出せない。
人生が百年というのなら。
自分はまだ半分にも至っていない若造だ。
そんな自分が残せるものはなんだろう。
常に考えている。
こうして小説をweb上に公開しているのも。
自分の人生の歩みを残すためだ。
「僕はこういう事をした人間です」
と声高に叫ぶためだ。
それさえも正しいのか間違っているのか分からない。
最近、Xのアカウントを消した。
だけどここ(カクヨム)含む各投稿サイトのアカウントを消す事は死んでもないだろう(死んだら消せないが)。
それはどれだけ荒れようとも心がささくれだとうとも変わらぬ誓いである。
誰の言葉か忘れたけれど人間が本当に死ぬ時は皆から忘れられた時だと。
誰かの記憶に残りたくて、少しでも「本当の死」から逃れて生き延びたくて。
こうして筆を執っている。
とりとめのない文章も終わり。
心がささくれだつ 亜未田久志 @abky-6102
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