第22話片道の燃料

聞けば、2連ヘッドの牽引車が、コンテナを連ねて神戸空港に入港すると言う!


「ここは神戸か・・・、どちらが、勝ったんですか!アメリカ?」


「何を言う天然記念物、この人は!?」


早よ退いてくれ!


と、いう空港作業員が、マジで切れそうになったので、エンジンを掛け、ユルユルと、空港外へ出た。


 神戸に着いたという事は、まだ生きているな!


ミッドウェーへ帰らなければ!


しかし、燃料が残り少ない。


「ワシが死んだら西宮の白熊病院に行って、須崎八代という看護婦を訪ねてワシが、好いとったと伝えてくれ!」


 まず、勇二さんの愛していた看護婦さんに会わなければ!それにしても僕には許嫁が居たのに・・・。

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