裏社会は表の社会の裏にあるのではなくて、表の社会の上にある。

──『安徳天皇が厳島神社の海に浮かぶ夜の能舞台を見ていたとしたら、

   水面が四面に映える世界を目撃していたとしたのならば、

   入水なされた時、幻想の入り口に立ったとお思いになったことでしょう』──

☆☆☆


 2024年4月3日(水)。21時40分。休みの日。


 こんにちは。井上和音です。


 NHKの新しく始まった「ステータス」という番組が面白かったです。お金持ちの称号、ステータスをテレビの前の皆さんに紹介するという番組でした。第一回目はチキンカップでした。チキンカップって何という感じでしょうが、中国陶磁器の中で最も高価な値段で落札された、言ってみれば歴史の深いありがたい陶磁器のことです。38億円で落札されたそうです。鶏の家族の絵が描かれています。香港で落札されたらしいですが、少し前の香港は裏社会のシンボル的な感じの街の雰囲気があるので、いつかは香港にでも行ってみたいなあと思います。


 チキンカップって言うよりかは鸡杯チーバイですね。チーバイズって聞き取れたのは少し嬉しかったですね。


 今までテレビとかで見てきて最も美しいもの3つ上げろって言われたら、「曜変天目」と「厳島神社の能舞台」と修学旅行で行った長崎にある「浦上天主堂」ですね。大浦天主堂とごっちゃになりそうですが、長崎中心部にある「浦上天主堂」しか見ていません。浦上天主堂の何が良いって、原爆で破壊されたマリア像がそのまま残して天主堂の両脇に佇んでいます。創造の神であるはずのマリア様が、原爆という人間が創った兵器によって、表面がけて、それでも立ち続けています。中に入ると、中は薄暗く、青い光が一線の筋を載せて、イエスキリストが十字にはりつけになっています。青しか見えない世界で、人間なのか神なのか分からないけれども、何者かの罪を背負って自分を生贄にして佇んでいる姿は、小学生ながら圧巻の雰囲気の教会でした。イギリスのソールスベリー大聖堂にも行きましたが、厳かさでは浦上天主堂の勝ちですかね。大きさでは圧倒的にソールスベリー大聖堂だと思いますが。天上が見えなかったし。頂点か。


 ステータスの話に戻ると、チキンカップを落札した龍さんは今チキンカップと共に所在不明となっているらしかったです。中国共産党にでも目を付けられたのでしょうか。鸡杯でお茶を飲んだらしいですけれど、やってはいけない領域だったのかなと思ってしまいます。オークション主催者の敏腕ぶりには驚きました。ジャック・マー氏みたいに目を付けられないか不安ではあります。外国人の状態でかつ中国語での名前も持っていたので、中国共産党には決して逆らわないでほどほどの生活をしているのかなとは思いますが。


 ステータスシンボルって何かしらは欲しいですよね。これを持っていたらお金持ち、みたいなの。海外のお金持ちが高級な腕時計をしている理由って、金で命や自由が狙われかけた時などに、即座に換金して逃げ道を作るためにわざわざ高級な腕時計をしていると聞きました。なるほどなあと。お金持ちになったら裏社会へ足を突っ込むわけなのです。裏社会というのは表の社会の裏にあるのではなくて、表の社会の上にあるみたいです。上にあるから普通の人には見えない世界。上の人は上の人としか交流を持たないから、下にいる私たちは毎日同じような生活をして、お金の動きとか特に何も知ることなく今日一日を過ごしていくわけです。お金を稼いでいるといつの間にか裏社会へと吸い込まれていくのが、裏社会への第一歩らしいです。お金は欲しいけれど裏社会へは入りたくないね。入っても良いように今のうちに語学の勉強でもしておきましょうか。やっぱり中国語と英語ですよ。


 自分もステータスでも欲しいなと思って今は切手収集などをしているのですが、切手趣味への招待、ノワールのシャトーを手に入れることができました。2300円。金持ちでもなんでもなくないという感じですが、自分にはこれが限界なのかなと思っています。小説家になろうに移植していて知ったのですが、昨年、2023年の5月頃には、ポケモンカードのブラッキーSRは100万円を超えていたらしいですね。今は20万円くらいに落ち着いています。友人曰く、「今がポケカの買い時」と言っているのですが、まあ、20万円など出せるはずもなく。表社会の淡々とした特に面白くもない毎日を生きていくしかないのかなと思いながら、明日もまた出勤します。


 今日はカクヨムのフォロー整理とかしていたら全く時間が取れなかったので、特に勉強なんかもしていません。フォロー整理だけで2時間掛かりました。このフォロー整理が将来的に吉と出るのか凶と出るのか。言わないほうが良かったのか、分かりませんが、まあ、今やれることはやっておきました。自由に生きていこうとは思います。

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