公園の砂場で見られた……【小学生編】
急ですが、いつから小説創作って始めてましたか?
私が初めてインターネットに創作小説を公開したのは、高校生の頃、サービスはpixivでした。
20代の6つ子が出てくる赤塚不二夫作品にどハマりし、この二次創作がWebデビュー作品でした。なかなか読まれず、仕方なくBL作品にも手を出した……そこそこ黒いですね。
しかし、初めての小説創作となるともう少し昔。
小学校高学年から文を書く面白さに浸り始めます。
そう、あの頃は読んでもらうには周りの人に見せるしか無かった……そんな頃の話です。
読書&空想が好きで、飼っていた海水魚の四コマ漫画を書いていたことが事の発端。しかし絵とは限界があります。そこで私は母に言われるのです。
「文章にしちゃえばお話は沢山書けるわよ」
その日から、小説を書くこと が私の趣味に追加。それから少しして、私はとんでもないゲームタイトルに出会います。KONAMIの「とんがりボウシと魔法の〜以下略」です。これに衝撃を受けます。この世界のオリジナルファンタジー小説を書き始めます。ダイソーの安いノートをたくさん買ってもらい。
記憶は乏しいですが、ある日仲の良い同級生に趣味を打ち明けました。そして私は自信満々で声に出して読み聞かせを行い、感想を求めていました。後書きには、"おはなしクイズ"なんてものまで設定していました。とんでもない。私は恵まれていました。打ち明けた2人の友人、楽しそうに聞いてくれて、おまけに2人までお話を書き始めました。皆、とんがりボウシ仲間だったのです。
私達はたまには外で遊べと言われ、
シャーペン・消しゴム・ノートをショルダーバッグに入れ、公園でも小説を書いた事がありました。
そんなある時、私は、砂場に完成した小説ノートを置きっぱなしにしてブランコに乗っていました。
公園には同じ小学校の年下の男女らも遊びに来ていました。まあ、ご察しの通り。彼らに読まれたのです。割としっかりと。
私は慌ててノートの回収に向かいました。時すでに遅く。名前も知らない小学生男子から開口一番言われたこと。
「これって本当の話なの?!」
逃げた過ぎた。たぶん顔は真っ赤だったと思います、暑かったから。何とか絞り出した返答は。
「ゆ、夢日記だよ!!全部忘れて!!」
私達は秒速で自転車を飛ばし逃げました。
あの時、仲良くしてくれた友人らとは今は連絡を取っていません。卒業後、疎遠になってしまい……。
あの時趣味に付き合ってくれてありがとう、とお礼を言いたいな。
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