魔物のランクと冒険者のランクについて

今現在の魔物のランクはA~Fが基本であるが、魔法大戦以前の魔物のランクはS~Eであった。


だが、魔王勢力が討伐された後、魔物全体が弱くなり、それが原因で全ての魔物のランクが一段引き下がった。


なので、CランクやDランクの魔物でもあまり油断は出来ない。


ランクはあくまでも指標である為、たとえそれが最低ランクであっても、それなりの知恵と力を持っている事を、頭に入れておいた方が良い。


冒険者ランクは、魔物とは違い、変わらずS~Eとなっている。


Sランクの冒険者は、魔法大戦以前は数百人程度いたが、魔法大戦で半分以上が駆り出され、大半が戦死してしまった為、今では40人程度しかいない。


それでも、冒険者という職業はかなり稼げるので、Sランクに挑戦する為、加入者は減るどころか、魔法大戦後から増え続けている。


Aランクも同様に駆り出され人数は減ったが、ギルド専属の冒険者が多かった為、Sランクよりは戦死者が少なかった。


認識としては、Aランクになり専属で働き、安定した収入を得るか。


更なる収入や、一獲千金を狙う冒険者は、Sランクに挑戦するという感じだ。


Sランクになると、様々な物が使えたり、免除されたりするので、それを目指し挑む人も多い。


Bランクからはそこまで重視されておらず、SやAなどとは比べ参加圧力は無かったものの、志願兵は沢山いた。


だが、別に国の為に、というわけではなく、単純に稼げる噂を聞いて集まった人の方が多かったので、大半は後方で魔物の素材や、戦死者の装備などを剥ぎ取り、大戦の情報を得た各地の行商人と取引していた為、戦力にはならなかった。




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