第3話 寒いも生きてるって感覚
猛吹雪の山中、ただ一人、不老不死の男が雪山を進む。男は吹雪の中、暖かい所を求めて歩いている。
「ふぁ〜…まさか猛吹雪に当たるとは。しばらくぶりだからって、ウキウキしすぎたな。ここは冬だとめちゃくちゃやばいって散々言われてたのに、死なないからって余裕ぶっこいてたなぁ。やっぱり夏にくればよかったかな…」
「前は山小屋があったはずなんだが…何十年も前だし流石にもうないかな。う〜ん…最悪あの時の基地残ってないかな…流石に自己メンテでも無理かな。」
「…それにしてもさっむいさっむい。いくら凍死しないとはいえ、寒いのは辛いな…。まあ、でもないとそれはそれで寂しい物ではあるんだけど。やっぱ、痛みも熱いも味も、無いと生きてるって感覚がしない。」
「でも今は冷覚いらない。寒いの辛い。」
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