◇1章の登場人物たち

 ☆本編で出るかどうかわからない設定をつらつらと載せておきます。

 まだ登場キャラも少ないからね!



 ◇「焔の暴君フレイムタイラント」ヴァサゴ・ケーシー


 所持神札タロット悪魔ザ・デビル」「ザ・パワー」「吊るされた男ハングドマン」「死神デス」「ザ・ムーン


 本作の主人公。


 赤髪で鳶色の瞳を持つ。

 顔立ちは整っているが、傷だらけで凄味がありすぎるので、普通の人だと「なんか怖い」と感じるかもしれない。

 手入れが面倒なので短髪。

 

 昔は無精髭を生やしていたが、ロッテから「むさくるしいから剃れ」と言われて毎朝剃るようになった。


 身長は210cm。

 某世紀末覇者と同じくらいのマッチョメン。


 自分の事を35歳くらいだと思っている30歳。


 なんでそんな事になっているかと言うと、元々何歳かあやふやだった上、復讐の為に奔走していた時期にカウントしなくなってしまったのでいよいよ分からなくなった。

 誰も困らないのでずっとそのままである。


 35歳を自称している理由は、それくらいの年齢ならばベテランと判断され仕事がやり易かったからである。

 割と老け顔で凄味と陰のある表情をしていたので、誰も疑問に思わなかった悲しい過去がある。


 彼がどんな人生を歩んで来たかは、本編の6話くらいまでを読んでもらうのが早いが、とても大変な少年時代を過ごした。

 当初は子供時代から書く事も検討したが、おそらく膨大な文字数になるので諦めてダイジェスト風味になった。


 少年編100話 傭兵編100話くらいなら普通に書けそうで困る。

 でも、あんまり壮大な話にしても、少年編は仲間を失うという大きな挫折を描くことになるし、その後の傭兵編は復讐の鬼と化したヴァサゴ君の鬱々としたひたすら暗い話になるので……。

 

 いつかは書いてみたい気もするが、こういうのは人に読まれてなんぼですしね。


 本編ではひたすら徒手空拳で戦っているが、武器なら何でも使える。

 ただ、怪力なので全力で振るうと武器の方が持たないので、自然と素手と魔術で戦うようになった。


 戦争中はオリハルコン製のクソ固いハルバードを振るっていたが、ガリアの勝利の証として置いてきた。

 出奔する身として、貴重なオリハルコンの武器まで持って行くのは気が咎めたのだ。

 まぁ、ガリアの首脳部は「持って行けばいいのに。んなもん置いていかれても、お前くらいしか振るえる奴いねーよ」と思っているのだが。

 今も練兵場に突き刺さっており、抜けた人間が次の持ち主になるとかエクスカリバーみたいな扱いになっている。


 本人はガリアの首脳部に恨まれていると思っているが、もちろんそんなことは無い。


 確かに彼は戦争のきっかけを作ったが、元々火薬庫のような地域で、そこが安定する事により貿易経路としてやっていけるようになり、結果として飢えて死ぬような人間が減り不幸な子供が減った。


 いつかきっとガリアに帰ってくると信じている。

 でも返ってこない可能性もあるので、冒険者ギルドに「見つけたらガリアまで連れてきて」という手配書を配っていたりもする。


 が。


 伝言ゲームに失敗して指名手配になった。

 何故か賞金もかかってる。

 なんどか襲われて、ガリアから恨まれてるという勘違いが加速した。


 戦闘スタイルは我流、戦争中に闘った相手の技をラーニングしてアレンジするという敵にとっては悪夢のような存在。

 あの化け物、見るたびに戦闘スタイルが変化してやがる……!


 魔術は傭兵時代は仲間(四天王)の「グレモリー」に教えてもらった。

 かなり雑な構成だったが、魔力量でごり押し出来たので困らなかった。


 大学に入った後は「先生」から基礎を叩き込まれ、かなり洗練された。

 出力はそこまで変わらないが、非常に精密かつ効率がよくなり継戦能力が大幅に上がった。

 師の元で幅広い学問を学び、それらを組み合わせて論文を発表しており、結構名前が売れている。

 でも、前世での知識と発想によるものだから、と本人はあまり嬉しそうでは無かった。


 本来、彼はかなり快活で楽天的な男であり、よく夢を語る人間であった。

 そのまま成長していれば、孤児たちを連れて開拓村を作っていただろう。

 その為の準備はしていた。


 全部燃えたが。


 復讐の鬼と化した時は、常に殺気を振り撒く殺意の波動に目覚めた格闘家のようになっていた。


 5年間の大学生活で少しだけ元に戻った。


 前世?は会社員。

 仕事はしていたが、恋人などはいなかったようだ。

 趣味はゲームやラノベの、オタクとも言い切れないような人間であった。



 ⭐︎思ったより設定がしっかりしていた事に作者が一番驚いている。

 まだまだ色々あるんだよ、こいつ。

 そのうち書きます。



 ◇「主人公ちゃん」メアリー・スー


 所持神札タロット愚者ザ・フール


 本作の(残念)ヒロイン、の一人。


 顔付きは凛々しく、金色の輝くようなツインテールとやや釣り目気味の緑色の瞳が印象的な美少女。

 17歳くらい、身長は165くらいかな?

 すらっとしてスタイルが良い感じ。

 まぁ、主人公だしね。


 ぱっと見、一昔前のツンデレヒロイン。

 実際の態度も割とツンデレ気味だが、中身はどろどろ。

 泥濘のような闇。


 どうしてこんなことになったの……?

 普通のツンデレのつもりだったのに。

 まぁ、なっちゃったものは仕方がないよね。


 彼女は物心ついた時には母子家庭だった。

 躾は厳しく、あまり褒められた記憶は無い。


 まぁ、彼女についても本編である程度書いてはいますけど、他者からの愛情に飢えています。

 特に父性というか、年上の男性に対して変な憧れがある。


 同世代の女の子の友達がいなかったので、その辺の情緒があまり育っていない。


 彼女の理想に近いヴァサゴ君に心奪われるが、現時点では恋と言うか執着に近い。

 欲しい物を惜しげもなく与えてくれそうなヴァサゴ君は、メアリーちゃんにとって「絶対に欲しい物」になってしまっている。


 そう言う意味ではすごく危うい子。


 悪い子ではない。


 しかし、いい子でもない。



 ◇「金貨三枚の幻トライアド」 シトリー


 所持神札タロット節制テンペランス」「教皇ハイエロファント」「戦車ザ・チャリオッツ」「ザ・タワー


 本作の(残念)ヒロイン、の一人。


 真っ白な長い耳と、赤い瞳を持つ超美兎少女。

 20歳……20歳!?


 兎人と言う種族はいつまでも若々しいので、外見からは歳が分からない。

 合法ロリってワケ。

 愛玩奴隷として人気なのも理由があるのだ……。


 彼女の性格については本編でよく分かるのと思いますが、割と腹黒。


 自分が一番大事だし、その自分を大事にしてくれる人の事は好きになる。

 なので、彼女自身が思っている以上にヴァサゴ君に入れ込んでいる。

 べったべたの依存体質。

 寂しがり屋。

 メアリーにはよく憎まれ口を叩くが、自分に構ってほしい気持ちの裏返し。

 実に面倒くさい女である。


 メアリーの事は嫌いではない。

 揶揄うと面白いし、一人の男を奪い合うというシチュエーションも嫌いじゃない。


「忍者」であり、そういった技能はお手の物である。

 実際それで食っていたし、そこそこ儲かっていた。


 他者と一緒に旅するという事に憧れていたので、すごく楽しみにしていたりする。

 一人暮らしをしていたので一通りの事はできる。

 綺麗好きで、風呂好き。


 ちょっと歪んではいるが良い子である。


 もちろん悪い子でもある。


 行方不明の家族達はガリアで暮らしていたりする。


 ◇「人狼」アモン(死亡)


 所持神札タロット -


 加害者であり被害者であり、強者であり弱者でもある。

 彼の人生は苦難に満ちており、悲しみに溢れていた。


 それは誰のせいでもない。


 彼の名を知るものは、もうこの世に一人しかいない。


 気高き人狼よ、安らかに眠れ。


 月の神札タロットに封じられていたのは「亜神・月の獣」


 ◇「キキーモラ」 ジジ


 顔を隠した和風メイドさん。

 2章から本格参戦予定。

 初期案は「キキ」でした。


 ◇ロッテ・リードマン


 詳しくは前作を読んでもらうとして。


 何を考えてヴァサゴ君と一緒にいたのかは、多分閑話で書きます。

 彼が無事帰ってきたらアリス達に「■■■■■■■■■■?」と言うつもり。


 リードマン姓はペンネーム。


 ◇ウルル・ルー


 詳しくは前作を読んでもらうとして。(2回目)


 心の底からロッテには幸せになって欲しいと思っている。

 それはそれとして、紹介されたら目一杯揶揄うつもりである。


 教会のアン(まだ生きてる)からたまに仕事が入る。

 実入りがいいし、世話になったのでアルバイト感覚で受けている。


 ◇先生


 せんせいです。

 やたら向上心がある活のいい男を娘が連れてきたので厳しく指導した。

 やればやる程伸びたので、嬉々として教導した。

 すげえ伸びた。

 いいの見つけてきたじゃん!とご満悦。



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ◇これ以外に名前出たのは孤児の子達くらいだよね……?

  抜けてたら教えてください。


 ◇3,500字あるキャラ紹介もなかなかないよな。


 ◇金曜はお休みして土曜に閑話1を更新します。

  ガリア首脳陣のお話。

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