第1話 理由

俺は板垣泰斗(いたがきたいと)何不自由ない普通の高校生だ。そんな俺が高校に入学してきたときの話だ。 

入学しできた高校は、地元から少し離れていて中学の友達はほぼいない。

そんな中でも俺の親友。日向義人(ひなたよしと)は中学からの親友で、バスケをやっていて推薦もあったのだが、俺と同じ高校にきたのだ。

それで理由を聞いてみたら、「泰斗が一人だと心配だからな俺がついていかないと思う絶対友達できないだろうなと思ったからそれと彼女ね」とのこと。

最後だけ余計なんだけど?彼女がいなくて悪かったな!

まあ、それは置いといて…普通に知ってるやつがいるのはありがたかった。

そんな日常を繰り返し行っていたある日突然、女子に話しかけられた。

「ねぇねぇ、板垣君」

「な、何?」

「数学のプリントまだ出てないけど?」

(まぁ、リアルでそんなこと起きないか…)

起きたら、起きたでラッキーだったけど…

そうして、何にもなく学校が終わり靴入れを見たら…

「おや?これって…!まさか…!」

恋文というやつか!?

ついに俺にも春が…!

なんて書いてあるんだろう?

【今日の放課後、体育館裏で待ってます。】と書いてあった。

「これは…行くしかない!」

「おい…!どこに行く気だ?」

「せ、先生?」

後ろには先生がいた。

「どこに行く気だと聞いてるんだ」

「えっと〜、久しぶりに駄菓子屋にでも行こうかと…」

「ほう…?そうか、わかった、くれぐれも夜遅くならないように!」

「は、はい!」

「よし、行くぞ」と小さくつぶやきながら校舎を後にして体育館裏へと向かった。

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彼女から別れを告げられたら翌日許嫁として紹介された話 在原銀雅 @arigin1017

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