第22話帰京後
2029年6月20日。
牡丹が帰宅して1日が経ち、
一方、童子切安綱は未だ行方がわからないままだった。
また鬼が暴れ出すのではないかと危機感を持った
2029年6月21日。
それから時々連絡を取ってる悟雲達にも京都での出来事を話すと
「お前、気をつけろよ。鬼は容赦ないからな」
と悟雲は助言をした。
「それとその刀はまだ見つかってないんだよな?」
「はい」
「もしかしたら京都にはもうないんじゃないのか?」
悟雲はそう考えた。
「確かに矢のように飛んだってニュースでやってたな」
「そやな。悟雲の言う通り、もう京都にはないんとちゃうんか…」
八刑と麗浄が意見を言った。
「実は日本のどこかにあって誰も探さないところにあったりして…」
玉蘭が怯えた。
「それはあり得るな。後は海外まで飛んだとか」
悟雲は予想した。
2029年7月16日。
未だ童子切安綱は見つかっていなかった。
博物館の関係者は危機感を感じていた。
この事件から京都だけでなく、日本各地で鬼による殺人事件が頻発していた。
鬼の事件は中国にも伝わり、
鬼の事件はいつまでも解決できず、警視庁は逮捕ではなくその場で殺しても構わないと指示が出た。また、警察だけでなく、機動隊も動き始めた。
鬼は他の妖怪同様人間に化けて暮らしていたため、区別はしにくかったが、次第に猫のように長い爪を出すなど特徴がわかってから以前より食い止められた。
警察の捜査などで、元々鬼だった者がいれば憎悪の念を抱いたり恨みを持った人間から鬼になった者と2パターンがある事がわかった。
そんな中、小巻から
「
「え?助手?」
「実は研究チームで人を増やしたくて
小巻の提案に
翌日の2029年7月17日。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます