第10話 友達はできたけど
入学からしばらく経ち、お昼もバラバラになり、親しくなった子がいました。
が。
愚痴でしか会話が続かない。愚痴以外何もしゃべらない。
昨日テレビ見た? 見てない。
で会話が終わってしまう。そんな子と友達になりました。
ヤバいです。四六時中愚痴しか言わない。
友達を大切にしようと思った私はなんとか話題を振ったり、色々立ち回るのですが、ほんとに会話が続かない。それで、愚痴がエスカレートしていきます。
大学まで一緒でした。(途中で私も彼女も退学しますが)
十年近くべったりなのですが、心が暗くなるというか……。どんどん沼に落ちて行くような気持ちになります。
正直十年後には心が枯れ参っていました。
そして、入学早々泊りがけの課外活動があります。
そこでもハブにされました。
仲の良い子の部屋に移動してみんな遊んでいるのに私だけ行くところがない。
愚痴言う子も呼んでくれない。
ここでもか……と思った私は立派にハブ慣れしました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます