第4話 チョコチョコ砂漠の道!

「東へ5キロか〜! まっすぐ進もう!」

三郎はそこのお菓子の貧民街をでて横にあるチョコチョコ砂漠に向かった。でも、最弱クッキーキャバクラに向かうにはこの道しかなかった。



「う、うわぁ、チョコまみれだなぇ!」


三郎はこのチョコチョコ砂漠を歩くこと十分間砂漠に異変が起きた。この砂漠には、

チョコチョコ沼というものが存在しその沼にハマると一度入ると二度と出られなくなるのだ。三郎もこの沼にハマってしまい出ることが困難になった。


「やべ〜ずら! チョコチョコ沼に入っちゃったずら!」


三郎が呟いているとチョコチョコ沼にある笑いツルが笑っていた。この笑いツルというのは笑うと伸び、沼の少し上まで伸びてくれる。


「あ、このツル! 伸びてくれるんだ! それなら笑わせよう〜!」

「でも、何しよう? 思いつかないな?」

「そうだ! あれしよう! あれなら絶対に面白いぞ!」



一人で自分と会話した結果、答えを出した。


「よっしゃ〜! 変顔してやるずら! この王子の顔面で変顔したら最高に面白ずら!」

「じゃぁ、やってみろツル〜! 俺たちを笑わしてみろツル〜!」

「分かったずら! すぐにするずら!」


三郎はすぐに笑いツルを笑わせることにした。そこで必殺の変顔をした。その変顔とはピーカ王子がおばあちゃんに見えるような変顔だった。おばあちゃんといっても怖めのおばあちゃんだ。そのためピーカ王子を見ると金銭感覚バグっているように感じたので面白く感じた。




変顔が終わると三郎はチョコチョコ沼に浸かりながら笑いツルが伸びてくるのを待っていた。その変顔には自信があったので三郎はどしんとチョコチョコ沼に浸かりながらツルが来るのを待ったのだ。すると、思っていた通り笑いツルは三郎の元にやってきた。それも何本もやってきて、三郎は簡単にツルを掴める状態になった。



「よし、これでツルを掴めるずら! じゃぁ、すぐに掴むずら!」



三郎はその笑いツルを掴むとチョコチョコ沼を脱出した。そこを脱出して、すぐにキャバクラの方向へ向かった。



「あと1キロだ! 気合い入れていくずらよ!」



三郎は気合を入れてこの砂漠を渡った。もうあと1キロだ。チョコチョコ沼を抜けたりしたりしたので残りは4キロになった。



「でも、ここまで遠かったずらね〜、ちょっと喉乾いちゃったずら!」



三郎は砂漠で4キロも歩いたので喉が渇いた。そこに天使のような場所があった。


「ここで吸水していってください! ここには飴でできた湧き水があります!」



砂漠に湧き水(湧き飴)がポツンと存在していたので三郎は喜んでその湧き飴に入り、吸水したり体を洗ったりした。


「う、うわぁ! 湧き水だ〜! 嬉しいずらな〜!」


三郎が湧き水を楽しく浴びていると水が人形になって湧き水が話しかけてきた。その時には口や鼻、などのパーツは全て揃っていた。



「こんにちは、ここで洗うのは楽しいでアメんすか?」

「楽しいですよ! 湧き水! 本当にありがとうずらね〜!」

「それなら、良かったアメんす!どうぞ洗ってくださいアメんす!」

「そうなんだ、ありがとう!それなら洗わせてもらうずらよ!」



湧き水は話し終えると水が人形になるのをやめ元の湧き水に戻った。元の形に戻ると、もう湧き水は体のパーツはなくなり普通の湧き水になっていた。


「じゃぁ、出るずらよ!」


三郎はここの湧き水で洗い終えるとズボンを履くなどの準備をした。

ここの湧き水に入ったら綺麗になるのかな、なんて思っていたのだがここは湧き飴なのでここに入ると体が甘くコーティングされるようになった。




すぐにそこを去り、最弱クッキーキャバクラに向かった。






それから十分後、もう街中についた。


「どこかな〜? どこかな〜?」


そんなことを思いながらこの街を歩いていた。でも、全然そのキャバクラは見つけられないので作戦として適当に中年男性を選び、その男性の後を追いかけることにした。


この街にいるってことは多分、キャバクラのお客さんだろう。ホストであったらもう少し若いので中年男性を選ぶというのは三郎が約80年間生きて身につけた知恵なのである。



追いかける人

ただのおじさん

40歳っぽい人 見た目 ぽっちゃりさん



果たしてこの人が最弱クッキーキャバクラに向かってくれるだろうか。三郎はそんなことを思いながら、そのおじさんを見つめた。でも、そのおじさんに賭けるしかないのは事実なのでそのおじさんを追いかけることにした。



「そ〜っとずら! そ〜っとずら〜!」



三郎はそーっと追いかけているとそのおじさんが玄関のベルを鳴らしてキャバクラに入った。


「どこだ? どこだ? どこに入った?」


看板を見た。すると、そこにはこう書いてあった。


「クッキーキャバクラへようこそ! ここは安いですよ!」


その謳い文句があった。それを見て、三郎は一瞬こう感じた。


「クッキーキャバクラ? 最弱クッキーキャバクラじゃなくて?」


 

そこで、それを確かめるため店内に入って最弱か聞くことにしたい。








 

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異世界ホスト物語!!〜おじいちゃんの俺は転生して王子になる!その後、ホストになるらしい! @naritagento

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