第3話 最弱クッキーキャバクラってどうやっていけばいいんですか?

「でも、何するずら?」

三郎は語尾を戻して会話していた。パーティーが終わってから三郎は今から行うことを悩んでいた。また、地球に帰るということも考えているがサトミにその方法をパーティーが終わってから聞くと、このような答えが返ってきた。



「え、地球に帰りたいの? それは無理だと思うよ!」

「何でずら?」

「数年前に地球から転生してきたおじさんが地球に帰ろうとしても帰れずにこのお菓子の国にまだいるからだよ!」

「そうずらか! じゃぁ、このお菓子の国にいることにするずら〜!」


三郎はそれを知り、お菓子の国にいることにした。そこで三郎は数年前に転生してきたおじさんが今どこで働いているかサトミに質問して聞いた。


「女王様〜! その転生してきたおじさんは今どこで働いているか教えてくださいませんか?」

「それですか? それなら今はわからないですけど、お菓子の国の情報機械を使えば、分かると思います!」



それを告げると、サトミはお城の中に連れて行ってくれた。そして、お城の中の奥深くの地下二階にある情報室という部屋に三郎は二人で向かった。




「三郎さん! ここに乗ってください!」



サトミは機械の近くの丸印の所に立ちそこで機械の準備を待った。


「は〜、まだずらかねぇ〜? まだずらかねぇ〜?」

 

「ごめん、ちょっと待ってくださいよ~!」



三郎はずっと待っている時にも悩んでいたが機械は全然スタートしなかった。





その10分後、機械の準備が完了した。


その機会はウィーンという大きな音をあげて機械が動き始めたのだった。

「あれ、この機械? 今? 動き始めたずらかな?」

それを思い、機械を動かしているパソコンのモニターを見るとそこには“開始します“の文字が書かれていた。


「やったずら! やっと開始ずら!」


三郎はガッツポーズをして待っているとすぐに機械が動き出し機械はサトミに向かって話し始めたのだった。


「今回は、何について調べましょうか?」

「そうですね! それなら数年前に転生してきて今も働いているおじさんが今、どこで働いているか教えて!」



サトミがそれを話すとその機械はそのおじさんの今の職業を調べ始めた。


「えっと……。そのおじさんの今の職業はこの職業で〜す!」


その機械はパソコンのモニターの部分にその転生してきたおじさんが今、どの職業で働いているか表示した。その機械によるとその転生してきたおじさんが現在、働いている職業はホストだった。


「え、どこのホストで働いているんずらか?」

「それはね、ここの最強キャンディーホストで働いているのだよ!」

「最強キャンディーホストずら?」


三郎にとっては最強キャンディーホストという言葉が聞き慣れなかった。地球から来てすぐの三郎にとっては最強キャンディーホストが凄そうだということは分かってもどこまでかは分からないのだ。


「それは凄いずらか? どこにあるずら?」

「ここはそりゃ凄いよ! この国一番のホスト達がここには集まっているよ!」

「それなら、わしもそこにいくずら!」



三郎は最強キャンディーホストの場所を聞くと、すぐに飛び出していった。最強キャンディーホストは最弱クッキーキャバクラの近くにあるらしい。この情報だけを持ち、三郎は最強キャンディーホストがあるキャンディーホスト町へ向かったのだった。



「最弱クッキーキャバクラはどこずらか?」



三郎は城の周りで質問し300人に聞き込み調査をした。でも、結果は誰も知らない。当たり前だ。ここは城の周りだ。そのため貴族しかいないのだ。そんな貴族にキャバクラのことを大声で話しかけても知っているわけはないし、もし知っていても無視されるだけなのだ。




そこで三郎は聞き込みの場所を変えることにした。そんなこと最初から変えておけ、なんて先に言っておきたいが三郎は察するのが遅いためそれくらいは許してやってくれ。



三郎は、城の周りで聞き込みするのをやめお菓子の貧民街で聞き込みすることにしたのだ。お菓子の貧民街といっても町はお菓子でできているので皆は食べ物に困っていない。そのため、ここに住む人は服にお金をかけたりバックにお金をかけたりする。また男性ではキャバクラにお金をかけている人も多く存在する。



「そこで一人一人にキャバクラ入っていませんか?」



そう三郎は声をかけた。だが、全員が無視するのでそこで三郎は作戦を考えることにした。



「ねぇ。お金あげるからキャバクラの場所教えてよ!」




そう言ってキャバクラの場所を聞き出した。三郎はピーカ王子の誕生日会の代役をした給料をサトミに貰っていたのでその代金を男性に渡したのだ。すると男性は結構話に喰いついてきた。


「わ、分かったよ! 教えるだけでいいんだね! それなら簡単だ! すぐに教えるよ!」



男性はすぐに三郎にキャバクラの場所を教えるとその場所に向かった。ちなみに、キャバクラの行き方はここから東へまっすぐ5キロいけばいいそうだ。








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