第13話 奈落の魔域王
GM:回廊の蛮族達をアル達騎士団と武器庫のロボットに任せた君達は回廊を抜けて、階段を駆け上がり、城郭にある天守閣へとたどり着く。
そこには漆黒の剣の形をした結晶体である【奈落の核】と蛮族の長が取り巻きを連れて君達を待ち構えていた。
ルーナ:マスター、敵の数は?
GM:蛮族は全部で5体、前列には通常のボルグよりでかいボルグが1、サーベルを持ったフッドが3、後列にはフーグル1体がいる。魔物判定だ。
ルーナ:達成値17!
GM:全員の弱点抜いたな。ボルグハイランダーは物理ダメージ+2、サーベルフッドは魔法ダメージ+2、後列にいるのはフーグルマンサーという魔法使いで、風属性ダメージ+2だ。
ちなみにボルグハイランダーは剣の欠片で強化されてるからね。では先制判定して。
アルテ:うーん、低いなあ………達成値12です。
GM:12は低くないからね。そちらからだ。おっと、戦闘前の宣言ある人は?
メリナ:アルテを庇います。
ルーナ:取りあえずスパークを前列に。達成値12。ダメージは5点。
GM:ボルグハイランダーは抵抗してるので半減、サーベルフッドは弱点入れて7点ダメージだね。
ルーナ:ハイランダーは剣の欠片で抵抗値が上がってるからなあ。
アルテ:必殺攻撃でフッドAに攻撃、達成値17のダメージ8点。
GM:ちょうど死んだ。
アルテ:ヨシッ!
メリナ:うーん、ここは手数を減らした方がいいですね。サーベルフッドBを攻撃します、達成値10のダメージ10点です。
GM:スパークで削られたからBも死んだ。
プロスティ:ここは数を減らすか、補助動作でキャッツアイとマッスルベアー、それから飛行。サーベルフッドCに攻撃。達成値14のダメージ10点。
GM:Cも死んだ。
ライデン:補助動作でキャッツアイとマッスルベアー、張り手三発をハイランダーに。14が3回のダメージが弱点入れて12、14、自動失敗を運命反転で六ゾロクリティカルに、もう一回クリティカルの24点!
一同:おー!!
GM:お前のダイス目おかしいぞ! 一気に半分以上減ったわ! 欠片がなかったら死んでた。
はい、こちらの出番。ボルグハイランダーは大ダメージあたえたライデンに目標値12、フーグルマンサーはアルテにリープスラッシュという攻撃魔法を目標値11で攻撃。
ライデン:あぶねー! まわしのおかげで同値回避!
GM:チッ!
ライデン:舌打ちしたよ、このマスター!?
アルテ:あ、私も同値抵抗。
GM:グラスランナーは抵抗に成功すると魔法消滅になるから本来ならダメージ半減のところ無しになったね、それでは第二ラウンド。
ライデン:ここは力士らしく投げます! 達成値13のダメージが………あ、クリティカル。
GM:お前、ダイスチャットハッキングしてるだろ?
ライデン:してませんって! 「どすこーい!!」と言ってダメージ19点の二丁投げで地面に叩きつけます。
GM:ボスが見せ場無しでしんだー!
プロスティ:ただ今の勝負、決まり手は二丁投げー!
アルテ:そんな技ルルブにあるの?
ライデン:ないよ、演出演出。ほんとは投げて転倒させて回避ペナルティー2であとに繋げる予定だった。
ルーナ:フーグルマンサーにエネルギーボルト。達成値15の出目低い! 5点。
GM:痛かった。
ルーナ:ライデンにダイス運吸われたかな?
ライデン:冤罪だーっ!
アルテ:必殺攻撃をフーグルマンサーに。達成値13の………うー、回らない、5点です。
GM:まだ生きてる。
メリナ:盾を捨てて両手持ちでフーグルマンサーに攻撃。達成値9は外れですね。
プロスティ:ここは全力攻撃だな。達成値14のダメージ16点!
GM:死んだ! くそ、3ターンも持たなかったか。それじゃ戦利品判定しようか。あ、剣の欠片が5個見つかったよ。
一同は戦利品判定をして粗末な武器(10G)×3、汚いフード(20G)、土色の鱗(30G)、豪華な武器(500G)を手に入れる。
ルーナ:ところでここにはお宝はないの?
GM:探すなら探索判定。
アルテ:探しまーす! 達成値13!
GM:500G相当の宝石を4個見つけたよ。
アルテ:やったー!
メリナ:マスター、この奈落の核は破壊できますか?
GM:できるよ。破壊すると奈落の欠片が4個手に入る。
※奈落の欠片=装備強化アイテム。ただし、ペナルティもある。
メリナ「奈落よ、渇かす餓えず無に還れ!」と言ってメイスで破壊します。
GM:核を破壊すると、核があった場所に外の風景が見える穴が発生します。同時に周囲の奈落の魔域内の風景が歪みはじめて崩壊が始まります。
アルテ:脱出ー!
メリナ:マスター、アルは?
GM:アルもやってきますが騎士姿ではなく、狩人の姿ですね。突然騎士達と鎧が消えたと言ってます。
ルーナ:あれかな、核を壊したから騎士や鎧が維持できなくなったとか?
GM:そんな感じ。
プロスティ:とにかく脱出だ。
GM:君達がゲートを潜るとまた視界が歪み、風景が暗転する。
気がつくと君達は城塞の基礎部分に立っていた。
戦利品やアルの姿がなければ夢幻と勘違いしたかもしれない。
ライデン:これにて一件落着かな。村に報告に戻るか。
GM:それじゃあ探索を終えた君たちは行方不明になっていたアルを無事に連れて村へと帰る。村人たちはアルの言っていた魔物の存在を疑っていたことを謝り、彼の無事を喜ぶよ。
村長からはゴブリン退治のはずが奈落の魔域の攻略となってしまったことを労って報酬を割り増しでもらえる。
これにてセッションは終了だ。長い間、お疲れ様。
一同:お疲れさまでしたー!
続く
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