蛮族を駆逐せよ 前編
第7話 セッション開始 蛮族退治の依頼を受ける。
~前書き~
このセッションでは「」内部の言葉はキャラ発言、それ以外はPL発言とします。
~前書き終了~
GM:それではサンプルシナリオ、蛮族を駆逐せよ始めたいと思います。
一同:はーい。
メリナ:緊張します。
アルテ:スッゴク楽しみでした。
ライデン:今回のマスタリング次第でTRPG人口二名増えるか減るのか未来がかかっているな。
GM:プレッシャーかけるのやめろ、ともかく皆さんはまだチームを組んでいません。今回の依頼が君達がチームを組んで初めて受ける依頼です。舞台は多くの冒険者が行き交う導きの港の異名を持つ港湾都市ハーヴェス。ヴェネチアみたいな都市だね。
アルテ:ルールブック1にも掲載されてる都市ですね。
GM:そそ、君達はこのハーヴェスにある冒険者ギルド【ドラゴンファイア】につい最近冒険者登録を済ませたばかりの新人だ。
ライデン:冒険者ギルドのシステムの関係で最低3回依頼完遂しないとメンバーとして認められないのが斬新だね。
ルーナ:今の私達は派遣会社のバイトスタッフ登録おえたばかりというイメージかな?。
プロスティ:世知辛い。
GM:話進めるぞー。君達の登録を担当したギルドスタッフのリーナさんからお仕事の依頼があると聞いてギルドの会議室に皆集まることになってる。もう会議室に来てるか、これから登場するかロールしてくれ。
プロスティ:じゃあ私はギルドに来る途中の屋台で買ったフード食べてこの味じゃないわねと呟きながら会議室に来ます。
ルーナ:私は先に来て会議室で始まりの剣に関する本を読んでます。
メリナ:え、えーと………
GM:無理に演技しなくて良いから、取りあえず会議室にいるか、今入ってくるかだけ宣言するでも良いよ。
メリナ:じゃっ、じゃあ私はもう会議室にいます。
アルテ:じゃあ、「僕がいっちばーん!」と元気よくドアを開けて、先に来てる人みてあれれ?って顔してます。
ライデン、プロスティ:僕っ娘キター(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
GM:よーし、おまえら落ち着け。それよりもライデン、お前は部屋にいるのか、まだなのか?。
ライデン:じゃあ、俺は鍋をもって「いやー、ちゃんこ鍋作ってたら遅れたでゴワス」といって入ります。
GM:なぜにちゃんこ鍋?
ライデン:ライデンがいた相撲部屋では、仲間になる人と初顔合わせする時はちゃんこ鍋を振る舞う風習があるでゴワス。(ここで個人チャットで新人に判定のやり方教えるために鍋の出来映え判定させてくれとGMに伝える)
GM:取りあえず、ちゃんこ鍋がどれぐらい美味しくできたか判定して貰おうか器用ボーナスのみかな?
ライデン:レンジャー技能でキャンプ料理のような感じで作ったとか駄目ですか?
GM:うーん、まあいいか。レンジャー技能と器用ボーナスで判定してくれ。目標値10を越えたら店出せる腕前としよう。
ライデン:出目は8、レンジャー1、器用B3で達成値12! 鍋の具材はハーヴェスの港で買った海鮮系。
GM:店で出してもいける味の海鮮ちゃんこ鍋です。
ライデン:「遠慮は無用でゴワス。ささ、食べてくんしゃい!」
プロスティ:このパーティーの料理担当は決まったな。
アルテ:「あむあむ、おいしー!」と言って、両手にエビとか刺したフォーク持ってます。
ルーナ:私は突然まわし姿のポッチャリした人間が鍋持ってきて硬直してます。
ライデン:待って! さすがに四六時中まわしじゃないよ! キャラシみて! ちゃんと服持ってるから! 普段は服着てるっ!
プロスティ:ほんとだ! ちゃんと服買ってる。
GM:礼服まで買ってるぞこいつ!
そんなこんなで少し話が脱線しかけるが、GMが話を戻す。
GM:ちゃんこ鍋食べてお腹も膨れてある程度交流したという所でギルドスタッフのリーナさんから「ハーヴェスから徒歩で半日ほどの距離にある開拓村で一週間前から蛮族のゴブリンが目撃されて退治してほしいそうよ」
ライデン:蛮族というワードで目付きが変わります。
アルテ:「はーい、僕は引き受けるよー!」と口の回りに食べかすつけながら返事します。
メリナ:え、えーっと「蛮族を駆逐し、無辜の民を救うがイーヴの教えじゃ、無論引き受けるのじゃ」と言って引き受けます。
ライデン、プロスティ、ルーナ:のじゃロリだー!
GM:やかましい!
ルーナ:「報酬は? 前払いがあると嬉しいわね」破産してるので道中のご飯が………
GM:報酬は一人500ガメル。依頼目的はデール村周辺にある蛮族の集落の壊滅。前払いで一人にヒーリングポーションと一週間分の保存食が支給。あと滞在中の食事と宿は村が用意する。
初仕事としては悪くない条件だ。
ルーナ:「引き受けるわ!」
プロスティ:「あたいも引き受けるよ」
ライデン:「蛮族討つべし、おいも引き受けるたい」
GM:じゃあ、全員が依頼を引き受けることになってパーティーを組みました。
今から出発すれば夕方前にはデール村に辿り着けます。
ルーナ:マスター、ゴブリンについて魔物判定できますか?
GM:できるよ、セージ技能+知力Bで判定して。
ルーナ:セージ1、知力B4、出目が8で合計13!
GM:ゴブリンの弱点値突破してるな、ゴブリンは魔法に弱いので、このセッション中は魔法ダメージ+2される。
※モンスターには知名度と弱点値が設定されており、知名度を越えるとモンスターデータが確認でき、弱点値を越えるとPC側が色々と有利になる。
ライデン:このメンバーで魔法使えるのルーナだけだな。
ルーナ:前衛が四人もいるし、問題ないでしょ。
GM:ついでにデール村について調べたかったら冒険者レベル+知力ボーナスで目標値10な。
一同デール村について判定し、メリナ以外成功。
メリナ:あ、私自動失敗です。
GM:メリナさんは即座に経験点50点をキャラシに書き込んでおいて。
※自動失敗=六面ダイスの目が二つとも1だった場合、判定は自動失敗扱いになり、失敗から経験を学んだとして50点もらえる。
1シナリオで自動失敗だけで経験値テーブルB技能(レベルアップに500点必要)を1レベル取得したプレイヤーが存在する。
ライデン:メリナさんは箱入り娘説補強されたな
メリナ:そうですね。この設定でいきたいと思います。
GM:取りあえずデール村は昨今の食料事情に対応するために作られた開拓村の一つで人口100人前後の農村だ。
アルテ:食料事情?
GM:別売りのワールドガイドで都市に人が集まりすぎて、少々食料が値上がりしているので農村や農地拡大してる。
続く
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