第3話 力

兵隊F「奇襲!きs

 「パパパパ」

私は2人を殺し次の標的にアサルトライフルを向け、放つ

 「パパパパパ」

ルカ「最初の一撃、音が大きかったな」


まず最初に学んだのは、サイレンサーを付けること。音で周りの兵隊に気づかれやすくなるためだ

次は兵隊たちは体術が苦手だ、だから時間逆向の半分を体術で戦った。

銃を奪い、骨を折り、仕留める。割と勉強になった。

その次は兵隊たちの動きだ。どうやら2人1組のペア行動が基本らしい

1人を体術で拘束、そいつを盾にすればもう1人は撃ちずらい。

こんな風に私は学び続け、今や音をたてずに動けるようになった。


私はリロードを終え、次へと向かう


隊長「奇襲だと!!」

兵隊C「はい、既に4人やられています」

隊長「仕方ない、俺の能力を使う」


  能力発動:障壁

隊長「全体障壁」


その瞬間兵隊全員にバリアが出現した

私は障壁の発動を確認し、能力を発動させる


  能力発動:時間操作

ルカ「時間停止」


私は呼吸を止める

新たに得た時間停止。自身に時間による代償をかけ、その時間を止められる力

ルカ(呼吸を止められるのは30秒。30秒で決着をつける!)


3人、4人、5人と、どんどん標的を殺していく。

しかし、


ルカ「ごほっごほっ」

時間停止が切れた まずい よりによって隊長の前で

隊長「お前、誘拐する予定の子供だな。まったく俺は運がいいなぁ、わざわざこっちに来るなんて」

敵の目標は私だったか、盲点だった。

もう拘束されて、担がれてるし。

これから私はどうなるのだろう、殺されるのかな。

だとしたら嫌だな。孤児院のみんなに会えなくなったら。

でも、ここからどうすれば……




※チカラガホシイカ


え?


※チカラガホシイノカ


(怪しい…)


※アヤシイトカイウナ


(心が読まれてる?!)


※ソレデ チカラガホシイノカ


……欲しいです


※イイダロウ ワレノチカラノイチブヲアタエテヤル


待って、あなたは、


※ワレハ クロノス トキヲツカサドルカミ


神!!? 神様なんですか?!


※ソウダ ダガ イマハソンナコトイッテルバアイジャナイダロウ

 ワカッタラサッサトメヲサマセ


わかりました。あと、ありがとうございます あんまり信用できないけど…


※ヒトコトヨケイダ


ふふっ じゃあいってきます



私が目を覚ますと隊長に担がれたままだった。

さっきの会話による現実での時間経過はないようだ、流石神といったところか


ルカ「反撃開始ね」

隊長「なっ。お前目を覚ましt

 「ゴシャア」

鈍い音が響く 

私は隊長の顔を肘で殴り、隊長の腕から落ちた

能力を使い私を拘束している縄を、縄になる前まで戻し隊長へと向かう


  能力発動:時間操作

ルカ「十二ノ刻」


私の背後に大きな時計が現れる

ルカ「一ノ刻」

隊長「な、体が動かない ぐおぉぉぉ」

ルカ「二ノ刻」

隊長「今度は体の老いが進んでいる?」

ルカ「三ノ刻」

隊長「記憶がどんどん消え…て」

※ジュウニマデモタナカッタナ

ルカ「そうね。まさか、能力に対する対処法まで忘れるとは思わなかったわ」

ルカ「でもこれで、一件落着ね」


          腕時計は9時52分を指している


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