やわらかな孤独
アキラ。
アキラは いつも まぶしくて。
あたしは アキラが うらやましかった。
あんなに速く走れてさ。
運動神経 抜群な アキラ。
あたしは アキラに追いつけない。
アキラのように 活躍できない。
あたしのことは 誰も見てない。
アキラが走ると 後輩たちが黄色い歓声をあげていてさ。
あたしは それが耳障りでさ。
遠くから静かに眺めていたかった。
それなのに
どうして こんなに 近付いたのか
アキラは あたしといて 楽しかった?
アキラは 本当は あたしのこと どう思ってたのさ。
あたしは 怖くて訊けなかったよ、あの頃は。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます