72話 不時着というか、無事到着というか、まぁ次の場所に向かおうか。


「グぅ......頭が痛い。」


「うむ...私も久しぶりに泳いだからな勢いが多少あり余り過ぎたな!」


「いや、勢いがありすぎてましたけどね!!クゥトゥ様!!!」


「すまん、すまん。次からは気を付けるしよう。」


僕たちは無事神殿から、不時着した。


さて、ここから次の五つ目の研究室に行きたいんだけど。


どうしようかな。


一番北側の山に行くのにここからだと滅茶苦茶時間かかりそうだね。


何か移動手段とかあればいいんだけど。


「クゥトゥ様ここから山までの移動手段とかないですかね?」


「うむ。あるにはあるが、見た目がな...?」


「ああ......じゃあ歩きでいきますか!」


「それがいいのぉ。それじゃあここから私と楽しくおしゃべりでもしようか?」


「あはは...そうですね?」


「なんだその楽しくなさそうな返事は!もっと喜ぶがいい!!!」


「わーい!クゥトゥ様とお話しできるやったー!!!」


「そうだよなぁ。それじゃ向かうとしようじゃないか、あの女の匂いが付いた場所にな。」


なぜだか、クゥトゥ様から黒いオーラが見えるんだけど、たぶんその邪神のことが相当嫌いなんだろうな。


あの女って言ってるしわかってはいたんだけど。殺意マシマシのオーラと触手が相まって、鬼の形相だ。


はぁ~これから山までの時間、めちゃ憂鬱だよ。


どうしようかな。


また、悩みの種が増えたよ。ほんと。

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