第2話 アリさんはアリさん
「マルさん、ちょっとここを見てください」
おおー、これはなんですか?アリさんがでっかくなっています。
「これは虫眼鏡といってね、
小さいものを拡大して、よく見えるようにするものなんですよ」
すごいですね、アリさんの足がはっきりと見えます!
あれ?頭はどこですか?
「あらら。
虫眼鏡で見ると、足しか見えなくなってしまいますね。
足だけだと、アリさんだって気づかないかもしれませんね」
でも、アリさんはアリさんですよね?
なにも変わりませんよ?
「そうだね、何も変わらないね。
どんな眼鏡で見られても、誰にどう見られても、アリさんはアリさん。
何も変わりませんね」
はい!
マルもマルです!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます