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新型コロナウイルスの蔓延。某年一月末あたりから朝のニュースでは騒がしく語られていたが、まさかここまで生活を大きく変えるものになるとは思いもしなかった。
当時の私は、中学三年に上がろうとしていた頃。春休みが早く来たしめちゃくちゃ長いじゃねえかやったぜといった具合で、不謹慎ながらも喜びの舞を踊った。
そして始まる、徹夜にも近い時間を友人と通話しながら過ごす毎日。スマホで無料で出来るバトロワ撃ち合いゲームに没頭しながら、夜更かしに励んでいた。
しかしまあ正直、私はFPS(?)に関して興味を持っているタイプではないので、主な目的は友人との会話だったわけだが。身内以外と顔を合わせる事が随分と減った環境では、友人と語り合えるという事が何より嬉しく、そして楽しかったのだろう。
ただ、当然、中学三年になろうとしていた時期だった。迫る高校受験、私はアレに苦しめられる。ちょうど、登校が少しずつ再開の目処を立て始めた頃だった。
恐らく誰もが通ったであろう、スマホの時間制限。当然勉強などを進んでする筈もないクソガキの私は、両親からの無慈悲なそれに屈して筆を折ることとなる。いまでも、バカのように設定やプロットを書き出したノートは残されている。
私は、一時的にアナログ勢になった。
これはどうでもいい話なので読み飛ばしてもらって構わないのだが。
私はソフトテニス部に所属していた。ソフトテニスはペアスポーツとして成立しているのだが、私は部活動の二年半でペアが四回変わっているという訳の分からない話がある。
「私とペアを組んだ奴は退部する」と、自虐的なウワサを自ら流したりした。
ちなみに、引退試合で組んだ選手は退部しなかったが、集中的豪雨により引退試合が中止になった。帰路に着いた途端に雨は止み、とても虚しい気持ちで夏休みを迎えたことを覚えている。
さて、関係ない話は置いておこう。
といっても、結論から言って仕舞えば、私の中学三年における執筆はほぼ無に等しいというわけだが。対して賢い学校を受験するわけではなかったのだが、いかんせん素の頭が悪いもので、かなりの長期を受験勉強に費やしたことが記憶に新しい。
受験というものにはじめて触れる故に、相当ビビっていたのだろう。めちゃくちゃ勉強をした。結果賢くなったかどうかという話題は置いといてほしい。
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