最終話 理想の食卓とは

 食事にまつわるあれこれを綴ってきましたが、最後のテーマとなりました。


 「理想の食卓」とは、どういうものでしょうか?


 私が思い描く理想の食卓は、とてもシンプルです。


 


 それはひとりであってもかまわないですし、「美味しいね」と言えあえる相手がいれば、なお嬉しいです。

 高級な食材や豪華な料理ではなく、「いただきます」ではじまり、「ごちそうさまでした」で終わるような、ごく普通の食卓です。


 食事を用意するとき、食べるとき、片付けるとき、食事に関わる全ての人がその時間を楽しく過ごせるように。

 そう願っています。


 食べたくても食べられない

 食べたくないのに食べなくてはいけない

 食べ続けるのをやめられない

 食べている自分に嫌悪感を抱いてしまう…等々


 食べることは、身体や心の状態と密接に繋がっていますね。


 食事が苦痛であったり、面倒くさいと感じるものでありませんように。

 義務だったり、強制や押しつけがありませんように。


 ひとりであっても、誰かと一緒でも、楽しく嬉しい時間でありますように。


 食べ物に関する記憶は、良い思い出であっても悪い思い出であっても、強く残ると思います。

 いつ、どこで、誰と、何を食べたか、その時どんな気持ちだったのか…

 味や香り、その場の会話などを覚えていて、思い出すことができたりしますね。


 皆様にとって、理想の食卓とはどういうものでしょうか?


 日々の食事について、少しでも何か考えてみるキッカケになれたなら、とても嬉しいと思っています。


 最後までお読み頂き、ありがとうございました。


 「あ〜美味しかった!」

 「ごちそうさまでした!!」と、

 今日も言えますように。




***あとがきにかえて 謝辞***


 このエッセイは、栄養学や心理学、教育の専門家でもない私が、思いつくままに綴ったものです。この辺で、ひと区切としますね。


 思いがけず、多くの方々の目に留まり、フォロー、応援、コメント、レビュー等々をたくさん頂いたこと、本当にありがとうございます。

 連載中はとても嬉しく、励みになっておりました!


 今日も笑顔溢れる食卓でありますように。








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理想の食卓 春渡夏歩(はるとなほ) @harutonaho

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