第16話 お外でごはん

 外で食べるごはんは好きですか?


 春はお花見、夏は納涼船や京都の川床、花火大会、秋はお月見や芋煮会、冬はかまくら…等々。

 季節により、それぞれ外で飲食する機会がありますね。

 今はアウトドアブームもあって、キャンプやBBQを楽しむ方も多いと思います。


 私の記憶に残る食べ物はというと…


 毎年、いつも同じ場所でお花見をしたこと。草の匂いとお尻の下の土の感触。コンビニのおにぎり、唐揚げ、ビール。もういない先代ワンコとの思い出です。(今、我家にいるのは二代目ワンコのはるです)


 子供の頃、近所のお祭りで、欲しくていつも買ってもらうけど、結局最後まで食べきれないリンゴ飴、その鮮やかな赤色。


 海水浴の時、海の家で食べたカレーや焼きそば、カキ氷が美味しかったこと。強い夏の日差しとザラザラした砂の熱さ、海水の塩辛さ。


 家族でハイキングに行って、山頂で食べたおにぎり。木々の緑と心地良い風。


 ワンコ連れキャンプイベントで、苦労して初めてテントを張って、参加者の皆さんとワイワイ楽しんだBBQ。


 外で食べるごはんは、何故いつもより美味しく感じるのでしょう。

 非日常の自然の中、開放感があって、気持ち良くリラックスしているからでしょうか。

 アウトドアでは、みんなニコニコ楽しそうに食べている気がします。


 いつ、どこで、誰と一緒に、何を食べたか…

 楽しい時間を過ごしたことが、美味しい記憶として残っていくとしたら、

 楽しく食事する機会がたくさんありますように。


 わざわざ出かけたりしなくても、家のベランダでゆったりとコーヒーを飲んだら、いつもと違う味がするかもしれません。

 そして、空を見上げて大きく深呼吸したら、肩の力が抜けるかもしれません。


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