第11話 誰かに作る食事
誰かのために、毎日毎食、いつも食事を用意している皆様。
——お疲れ様です!
今回のテーマは職業としての料理人ではなく、一般の家庭で料理する人、の話です。
「ただいま」
「お帰り、ご飯できてるよ」
実家にいた頃、このありがたさが全くわかっていませんでした。
誰かが食事を用意してくれるというなら、今は何だってウェルカム!です。
特別なその日のためだけに、前もってメニューを決め、食材を準備し、手間と時間をかけて調理するというのと、その日とりあえずあるものでなんとかチャチャッと作り、日々の生活を廻すための料理とでは、全く異なると思っています。
私が普段作るメニューも、サッと煮るか、焼くか、レンチンする時短メニューが多いです。それを手抜きとかズボラとか言われてしまうと、「代わりにやってね」と言いたくなりますね〜。
「食事」には多くの工程が必要です。
材料は何があるか把握して(足りないものは買い出し)、何を作るか決めて、下ごしらえ、調理、そして…食べて、片付ける 。
献立を考えるのが、いちばん苦労することでしょうか。ときどき思いつくネタが無くなって、息切れします。
「何が食べたい?」 と聞かれたら、かなり困っているサインです。
面倒くさそうに「何でもいいよ」と答えて、あとで食卓を見て、「え〜。**が良かったのに〜」とか言うのだけはやめてくださいね。
今、そこ、思いっきり地雷を踏みましたから。ちゃぶ台ひっくり返し案件です。
「食べたくないなら、食べなくていいですっ!!」(怒)と、なりますよ〜。
(子供の頃、怒られました…。ゴメンナサイ)
誰かのために作る食事は、義務や強制、当たり前でも、仕方なくでもなく、
食べる人を思い浮かべて、
食べてくれる相手がいることを嬉しく思えるようなゆとりがある
……ソウイウヒトニ、ワタシハナリタイ、です。
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