第10話 会食

 大人数での会食、好きですか?


 飲み会、宴会、歓送迎会、同窓会、慰安旅行、披露宴、法要…等々、皆で集まって親睦を深めたり、近況を語り合ったりする機会が多くありますね。


 飲食をしながら、というのが、会話の潤滑剤として大きな役割をもっているように思います。


 私は、この会食というのが苦手で、コロナ禍で会食の制限があった頃、正直ホッとしておりました。


 気心の知れた数人での会食なら良いのですが、人数が多い中での歓談が、どうも上手くできません(汗汗)。

 人数が増えると、結局は数人づつのグループに分かれて、その中での共通の話題で盛り上がっていたりしますね。


 いろいろな人と話をして、上手く親睦を深めていくスマートな人には、到底なれそうもありません。


 特に、披露宴のようなおめでたい席なら黙ってニコニコしていても良いのですが、生前にお会いした事のない方の法要では、共通の接点がなく、困ってしまうのです。


 学生の時の夏休みに、保養所でバイトをしたことがあります。仕事は配膳や布団敷きなど。

 公共の保養所なので、とんでもないお客様は少なかったのですが、それでも宴会の後片付けは…。


 もったいないなぁと思うこと、しばしばありました。料理の量が多いのかもしれませんが、その残し方、です。

 少なくとも食べ物で遊ばないで欲しい…です。


「食事」がメインの目的ではなく、楽しく盛り上げる手段のひとつとして使われる場合でも、食べ物を無駄にはして欲しくないですね。








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