第7話 一家団欒

 家族揃って食事をする機会、どのくらいありますか?


 ホームドラマの食事シーンや食品関連のCMでは、よく家族揃って団欒する場面がありますね。でも、実際には意外とそういう機会は少ないのではないかと思ったりします。


 小さいお子さんがいれば、落ち着いて座って食事するのは難しいでしょうし、塾や習い事、残業や飲み会等々、帰宅時間がバラバラになって家族が揃うことはなかなかなくなりますね。


 一緒の食卓にいても、パン食とご飯の人など、それぞれ食べているものが違ったりもします。


 一家団欒というとすぐ思いつくのが、みんなで同じ料理を食べる鍋料理やすき焼き、しゃぶしゃぶ…などでしょうか。

 私の父は子供の頃、家族ひとりひとりがそれぞれ箱膳で食事するという習慣で育ったそうなので、ひとつの鍋を囲んで食べるということが苦手でした。

 それでもたまにホットプレートで焼肉をしたり、ワイワイ楽しく包んだ餃子を焼いたり、ホットケーキパーティをしたりしたことを懐かしく思い出します。


 何も特別なことがなくても、両親と子供の私たち、家族が揃って「いただきます」で始まり、「ごちそうさまでした」で終わる食事の時間は、何を話していたのかもう覚えていないけれども、今になって思えば本当は貴重な時間だったのだなぁと思います。

 大切なものに気がつくのはあとになってから、ですね〜。


 誰かと一緒に食べる食事、大切にしたいですね。






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