第2話 呪いの言葉
子供の頃、食事中によく注意されたことって何ですか?
小さい子なら、こぼしたり、ひっくり返したり、遊びながら食べたり、じっとしていられなかったり。少し大きくなると、箸の使い方や姿勢や食べ方…などなど
きっといろいろありますね。
小さい頃、よく親に言われた言葉があります。
「早く食べなさい」
「もっとたくさん食べなさい」
「残さず食べなさい」
この3つは、子供の私を縛る呪いの言葉…のようなものでした。
身体が小さくて、小食で、食べるのが遅くて、特に朝起きてすぐは食欲もなくて。
毎朝、卵かけご飯にしてもらって、何とかのみ込んでいた記憶があります。
母としては登校時間が迫る中、きっと気が気ではなかったのでしょう。
父は「まだ食べてるのか。俺はさっき食べたご飯がもうウ*コになって出たぞ」と呆れながらよく言ってました。(下品でスミマセン)
食べることに関して強制されるのは、今も苦手です。
大人になり、食事を急かされることは減りました。
(むしろ早食いです。そうなった理由はまた書きますね)
「もっと食べて」と勧められて断れない状況が…困ってしまいます。もちろん厚意で勧めてくださっているのはよくわかっているのです。
食べきれないほどの料理が並んでいるなんて、贅沢なことですよね。
最近では、大量の食事を強要することを「食事ハラスメント」と言うそうですが、ハラスメントだからヤメテクレと言いたいわけではありません。
(今は何でもハラスメントになってしまいますね〜)
自分も相手も嫌な気持ちにならずに、上手く楽しく食事出来るといいのに、という話です。
少しづつ大きくなるから、そのうち食べられるようになるから、それまでゆっくりゆっくり待っていて欲しかったなぁ…。
「残していいよ。食べられる分だけ食べればいいからね」
そう言われたかったなぁ…。
気楽な食事が良いですね。
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